SSブログ

俺の分まで飲んでくれ

土曜日と日曜日は、土場の草刈りに行ってきた。
ホントなら1日で済ませたいところだったが、
身体へのダメージが大きいので、2日に分けて午前中のみの作業とした。
朝晩は気温が下がりすごしやすくなったが、日中炎天下での最高気温が35℃は辛い。

妻は断酒会の家族会の会合、長女は週末帰省せず、長男は佐渡に居るので手伝ってもらえなかった。
除草作業1日目に草刈機の部品が破損した。
その日の午後は草刈機の修理をし、直ったのだが不安なので仲間から予備の草刈機を借りた。
2日目の午前中には作業を終わらせることが出来た。
草刈機をか貸してくれた仲間に、「コレ、俺飲まないから」と、頂き物の日本酒一升をあげた。
昔は朝まで一緒に飲み明かした仲だったが、
彼は俺の病気を知っているので、「ホントならこれ一緒に飲みたいとところだけどな」と言っていた。
俺は、「俺の分まで飲んでくれよ」と言って帰宅した。

昨日の午後から雨の予報だったので、作業を急ぎたいところだったが、
身体に無理をさせられない俺は、「雨に降られたら来週末でも良いや」と、
降ってきたら作業途中でも終了するくらいの軽い気持ちで草刈りをした。
昔の俺だったら、「今日中に終わらせてやる、倒れるまでやろう」と無理をしていただろう。
病気をしてから少し大人になったな。


花粉症対策として、政府が「30年後にスギ花粉を半減」という大胆な数値目標を打ち出した。
花粉の主な発生源であるスギ人工林の伐採を促進するなどして実現を目指すが、
伐採の担い手や販路の確保など課題は山積みで、数値ありきの政府方針には異論も噴出する。
実現には国内林業が抱える長年の課題がいくつも横たわる。
伐採は体力作業で、植え替え後も定期的な下草刈りなど手間がかかる。
その割に木材価格は輸入材に押されるなどして低水準で、従事者らの待遇改善も進んでいない。
現在の国産木材価格では再造林は難しい。
少子化やライフスタイルの変化で建材需要増は見込めず、業界の不況が続いている。
補助金絡みでなければ伐採しても赤字、補助金入れて伐るのは良いが、
手間と年数、木材価格を考慮すれば、将来赤字が確実となり再造林は見込めない。
どうしてもスギを伐りたいのであれば、はげ山とメガソーラーの山を覚悟しなければならない。

そもそも戦後、国策(木材利用や燃料)として半強制的にスギの植林をした。
伐期を向かえた樹齢50~70年に達したものも多い一方、
大半が手入れが遅れたり放置された状態にある。
植林したころには無かった花粉症は、自然災害では無く人為災害と言える。
来年から森林環境税の徴収が住民税に1,000円を上乗せする形で始まる。
政府は花粉症対策にも税収を活用する方針だが、基盤整備の促進をより重視すべきだろう。

極論、莫大な国費を投入しなければ、日本のスギが減ることは無い。要は金なのよ。
それよりも花粉症に効く特効薬の開発に力を入れ、そちらに税金投入するべきなのではないだろうか。

と、山間部に住み、木材を利用する職業に就き、花粉症ではない俺が言う。


つづく。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村


アルコール依存症ランキング
アルコール依存症ランキング













nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康