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ノンアル依存症

今日はお彼岸の墓参りで姉夫婦が来る。
日曜日に墓地清掃も済ませておいたので気分よく墓参りをしてもらえる。
滑りやすかった階段のコケもそぎ落としておいたから、
足の悪いばあちゃんでも大丈夫だろう。


今や、店ではビールより頼む人が多いんじゃないかと言われるほど浸透したノンアルコールビール、
車を運転する時や、断酒の際など“ビールの置き換え”として飲む人も多い。
ビール好きにとっては物足りなさもあるノンアルコールビールだが、
そもそもそんなに酒が得意ではない場合、
「ノンアルコールビールでちょうどいい」という人もいるようだ。
「車で来たから」と、二次会回避のための作戦であったり、
飲み会自体をパワーアップさせない(しらけさせる)ための抑止力であったりもする。

アルコール専門病棟入院時、「退院してもノンアルは絶対に飲まないように」と医師に言われた。
酒の味、飲酒時の高揚感を思い出してしまうからだと言うのがその理由。
それに、ビールの代用品のノンアルで飲酒気分を味わったとしても、断酒できている気がしない。

人によっては、断酒のためにノンアルコールビールを飲んでいるうちに、
「ノンアルの沼」にハマるケースがあると言う。
飲んだ感想は、「まったくおいしいとは思わなかった」
しかし、毎日飲んでいるうちに「早くノンアルコールビールを飲みたい」と感じるようになって、
断酒前なら暑い日に「ビールを飲みたい!」となっていたのが、
それが完全にノンアルコールビールに替わってしまうそうだ。

通常のビールであれば“酔って眠くなってそこでおしまい”というのがあったのに、
ノンアルコールビールだとそれがない。
酔わないからエンドレスで飲んでしまい、気づいたら5本→10本・・・
もちろんアルコールを摂取していないのだから、以前に比べれば健康的ではあるが、
なんとなく“依存している”という感覚が芽生えてくる。
とりあえず、飲みすぎないようにできる限り自制する努力も必要だ。

そもそも俺は、ノンアルコールビールの味が嫌いだ。
昔あったバービカンよりはマシだが、本物のビールを極めていた舌は騙せない。
酒宴の席でもノンアルを飲むくらいなら、お高めのソフトドリンクを頼む。
日本のノンアルビールは、人工甘味料の甘さで美味しく感じさせているが
ビールのプロからしてみれば、あんな不味い物最初から飲みたいとは思わない。

なんでも「〇〇〇過ぎる」は良くない。
酒に代わってノンアルに依存するだけのこと。
人間は誰でも何かに依存している、持って生まれた依存体質は治ることはない。
酒は止めたが、コーヒーや炭酸水、仕事にも依存している俺は、
「性格だから治らない」と半ば諦めている。


つづく。


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