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運賃着払い

息子が通学で使っていたスーパーカブが我が家に到着した。
新社会人となって、現在住み始めた寮で駐輪場を確保するまで、
とりあえずウチでカブを保管ということとなっている。

しかしアイツ、運賃着払いで送ってきやがった。
運送屋さんからそれを聞いてビックリ!
俺の財布の中には少量の現金しか入っていないし、妻は出勤日だったので居ない。
最近は極力現金を家に置いておかないし、家計費のありかも知らないので、
仕方なく書棚の本に挟んである俺の秘密のヘソクリから運送費を捻出した。
ヘソクリと言っても、カブの運賃を引いたら諭吉さんが1枚残るくらいしかない程度だ。
息子には「おい、着払いだったから出しておいたぞ」とは言っておいた。
息子は、「GWに帰った時に返すよ」と言っていたが、どうせ忘れてしまうだろう、
というか子供から現金は貰いづらい。

悔しいからカブに乗ってドライブしてきた。
俺の高校時代はバイク通学だった、それに自分の車を買うまでもバイクだったので、
バイクの運転にはそこそこ自信があったが、カブにはクラッチが無いのが気持ち悪かった。
4月中は俺が息子に換わってカブ乗りになってやろう。
ついでに回覧板を回し、コンビニにも寄ってきた。
なぜかは恥ずかしくてとても人目を気にした。
50代半ばで昼間のカブ乗りは少々抵抗がある。


都市部で「買い物難民」が増え続けているらしい。
歳を重ねるほど買い物難民リスクが高まることは当然ではあるが、
問題は昔に比べて独居世帯が多くなったことだ。

三世代同居が一般的だった時代には、食料品だけでなく日用品購入を子供世代に委ねていた。
ところが、70代後半や80代になっても自分自身で買いに行かざるを得ない人が増加した。
都市部の多くの高齢者は一戸建ての持ち家に住んでおり、
駅前などの商店街から少し離れた住宅地エリアに建っている。
それに、郊外に立地する大型商業施設が増加し、
住宅街近くにあった食品スーパーの撤退や商店街の衰退が目立つ場所では、
高齢者の買い物難民の人数も多いようだ。

高度成長期に建てたニュータウン、ベッドタウン、ドーナツ化現象、核家族化
一斉に開発され、同じような年齢層が入居し、同じように歳を取り、
子供が独立した結果、年寄だけが取り残される。

ウチの近くの〇〇ニュータウンも40年ほど前に開発され人口もドッと増えた。
都心まで1時間半かかるのに、「金妻」みたいなカーポート付きの新築の家が多く、
当時は大型犬を連れて散歩するよそ行きマダムの姿も見られたが、
今では小型商店が閉店、小学校が閉校、街を歩く人もまばらだ。

免許返納しない限り車さえ所有していれば、まだ今のところ地方なら不自由は無い。
スーパーやドラッグストア、コンビニなどはたくさんある。
しかし90歳でも免許更新に来る人も居るほど車に頼りきった生活だ。

20年後、30年後、日本はどうなっていくのか?


つづく。


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