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応援団,消防団,アル依存

日曜日の昼間、勤務中の妻から電話があった。
「〇高の応援団がテレビに出てるよ」
姉からもLINEがあった。
「〇〇高校応援団出てるよ テレビ見てる?」

慌てて自宅に戻り、テレビを付けて見た。
話しの通り、俺が高校の時所属していた応援団がテレビに出ていた。
あの頃を思い出し、懐かしく視聴した。
校歌と応援歌のリーダーと太鼓を見ながら口ずさんでみると、
あれから40年も経っているのに全部歌えた。
記憶を辿りながら2番3番を思い出してみても、ほとんど覚えていた。
勉強そっちのけで、それだけ本気で活動していたんだなと自分に感心した。

応援団と言えば、責任、団結、礼儀、節度、
キッチリした上下関係のタテ社会、自己犠牲的な精神。
俺たちの高校時代はまだスポ根も通用していた。
応援団は、現代の若者にはいちばん敬遠されそうな集団だ。

それに似たような精神と人間関係が残っているのが消防団だ。
「消防団は体育会系だ」と言われ、現代人からは嫌われる。
俺は学生時代からそれにどっぷり漬かっていたので、何の疑問も苦労も無かった。

あれから少し大人になった俺は、現在そういう面を表では出さないように心がけている。
おとなしくなったと言うか、つまらない人間になろうと努力している。
しかし、人に嫌われることを恐怖に思う反面、自分に対しては隠れて強めのノルマを課す。
根本的な性格は変わっていない。

そういった精神はアルコール依存症にもつながる部分がある。
集団でワイワイするのが好き、責任感がある、真面目、ストレスをためやすい、
仕事ができて人間味があって、宴会部長みたいな人。
女性も男性以上に仕事ができて気配りができるタイプに多い。
普段はスーツ姿のビジネスパーソン、名の通った企業に勤務する人も珍しくない。
マジメで仕事も全力投球、気配りも細心の注意を払う。

そんなストレスをため込みやすい人が、アルコールの力でリラックスを得る。
飲むと楽しく饒舌になるが、徐々に酒量が増えると、酔いが覚めた翌朝はウツ状態に陥る。
不快だから気分転換と酒に手を出す。いつしか“楽しく飲む酒”から、
“イヤなことを消すために飲むお酒”に変化していく。

俺の辿ってきた道に似ている。


つづく。


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