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7回目の入院記念日

今日は日曜日なので仕事も休みだ。
ということで、昨夜は久しぶりに断酒会の夜例会に出席した。
普段から朝4時起床の俺にとっては、夜例会出席は辛い。
夜例会が終わるのが午後9時、その時間には普段の俺は既に夢の中だ。
自分の生活のリズムが崩れることを恐れ、夜例会からは足が遠のいていたのだ。

しかし、昨夜は特別な日なので思い切って出席してみることにした。
何が特別なのかと言うと、今日4月14日は俺にとって7回目の入院記念日だからだ。
俺の所属している断酒会の支部は、精神病院入院中の義務外泊の時からお世話になっている。
支部の皆さんへのお礼と、7年断酒継続の報告を兼ねて睡眠不足を覚悟で出席した。

夜例会は久しぶりだったが、出席メンバーは見慣れた顔ばかりだった。
話す内容は、酒害体験談と言うより近況報告が主だった。
顔見知りばかりなので、入院記念日と断酒丸7年の報告にはうってつけの例会だった。

事務局の方から6月に行われる関東ブロック大会の参加者募集の案内があった。
プログラムの中の記念講演が、妻の好きな信田さよ子さんなので、当然妻は出席だ。
実父との確執から、アダルトチルドレン(AC)を自負する妻は、
以前から信田さんの著書を読んだり講演を聞きに行っていた。
俺も誘われたが、「その日は風邪をひく予定なので(笑)」と断った。
断酒会との付き合いは、基本的に地元の例会出席で良いと思っている。
あまり断酒会の行事の出席率が良すぎると、役員に抜擢されちゃうからね。

7年前、2017年(平成29年)の春、酒に頭も体も侵された俺は、
吐血と下血、腰が立たなくなり、半強制的にアルコール専門病棟のある精神病院に収監された。
病院に着いても吐血は止まらずバケツを抱えながら、
そして、腰が立たないので病院常設の車いすを押してもらっての入院となった。
妻に諸手続きをしてもらっている間のことは頭が朦朧としていたので覚えていない。
院長に言われるがまま、何らかの書類にサインをした。
漢字を知らない子供のミミズのような字だったことだけは覚えている。

後から妻に聞いた話に、院長とその後俺の担当医となる医師は、
「なんでこんな死にぞこないを連れて来たんだよ」って顔をしていたそうだ。
そして、「72時間以内に変化があれば命に関ることになるかもしれません」
「容態が急変したら総合病院に転院ということも有りうるので、
24時間連絡が取れるようにしてください。」と言われたそうだ。

入院中の出来事や思っていたことは過去の日記に書いてあるので割愛する。

入院する当日の早朝まで飲んでいたので、実質今日の昼からが断酒8年目となる。
飲酒欲求はゼロだが、もし万が一飲みたくなってしまったら、
あの檻の中のみじめな自分の姿を思い出すことにしよう。


つづく。


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