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子猫の急死

数か月前にウチに迷い込んできた子猫がいた。
過去の日記にも書いてあるが、俺はその子猫をチビクロと呼んだ。
他のノラ3匹と一緒にゴハンを食べ始め、3日目には俺も手で触れるようになった。
以前からネコを欲しがっていた人がいたので、出会って5日目にその人に譲渡した。

昨日その人と会う機会があった、というか断酒会の会長さんなので例会で会った。
そしたら、チビクロが急死してしまったと言う。
半年ほど家の中で優しい家族の人たちに溺愛されていたチビクロだったのだが、
急に食欲がなくなり次の日には亡くなってしまったのだそうだ。
非常に可愛がっていたので会長のショックはとても大きかった。

猫の突然死について調べてみたら、
その死因の多くは「肥大型心筋症」によるものだそうだ。
そのほかにも腎臓病、心筋梗塞や脳梗塞、動脈血栓塞栓症などがあるらしい。
またチビクロのような子猫には、子猫衰弱症候群というものもあるそうだ。

会長は度々チビクロの成長記録の動画を送って来てくれていた。
俺も会長宅までチビクロの成長の様子を見に行ったりもしていた。
側で見ていてもその落胆の度合が大きいことが手に取るように分かった。
とても残念ではあるが、こればかりは仕方がない。
気の毒で、「次に迷い猫がウチに来たら譲渡します」とは言えなかった。


チビクロの急死の訃報を聞き、俺も気分が落ち込んでいたが定刻には例会が始まった。
例会では、精神病院退院直後の人も出席していた。
その人は、退院して自由の身となり、飲酒欲求が湧いて仕方ないと言う。
「みなさんはどうやって飲酒欲求を抑えていましたか?」と聞かれた。
断酒会の人たちは口々に、自分の経験をもとに話した。
酒のことを考える時間を無くすこと、
独りの時間を無くすこと、人に会うこと
毎日のように例会を回ること、
飲みたくなったら仲間を頼る、
その他、繁華街を歩かない、酒類のCMを見ないなどの意見が挙がった。
俺からは、早寝早起き、規則的な生活のリズムをつくる、
スケジュール表と日記をつける、
財布には無駄に金を入れない、必要最小限の金額だけ入れておく。
口寂しくなったらコーヒーや無糖炭酸を飲むと助言した。

例会出席者は皆5年以上断酒継続中の猛者揃いだ。
その人にとって、飲酒欲求抑制のための助言となったに違いない、
と信じる。


つづく。


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