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性格に難あり

私はアルコール依存症であることに気付かされ、精神病院に入院して5カ月、
身も心も元に戻るまでにさらに半年掛かりました。
異常酩酊、連続飲酒の期間も含めると合計で約2年の月日を費やしました。
家族をはじめとする周りの人たちからの信用信頼の回復は、さらに長い年月を必要とすることでしょう。
もしかするとそれは、私が死ぬまで達成することが出来ないかもしれません。
さらに、アルコール依存症は完治不可能な病気です。何時飲酒欲求が起きるか分かりません。
もしこの先また飲酒欲求が湧き、酒を飲んでしまったとすると、
更なる苦しみを味わうこととなるでしょう。

他人の話に、スリップを重ねるたびに飲酒欲求は高まり、それを止められなくなると聞きます。
それは自分の寿命を縮めることと繋がります。
アルコール依存症患者の平均寿命が52~53歳だと言われるのも頷けます。
その中には自死も含まれています。
飲み続けたりスリップを重ねると、内臓が壊れるのが先か、精神が壊れるのが先か、
だと思います。

アルコール依存症になると、一般的に言われる「適量」で抑えることが出来なくなり、
ブラックアウトするまでとことん飲んでしまいます。
私は一気にがぶ飲みするタイプの飲み方ではなく、
長時間飲み続けるタイプで常に体内にアルコールが回っている状態でした。
宴席の数が減り、家飲みの時間が増えはじめ、独り静かに飲んでいました。
私のような飲み方をするアルコール依存症を「自滅型」といい、一番タチが悪いそうです。

アルコール依存症は真面目で物事にハマりやすく、神経質な性格の人に多い病気だそうです。
私も、一つのことに集中すると几帳面に寝る間も惜しんでやってしまうところがあります。
スケジュール表が真っ黒になっていないと落ち着きません。
予定していた仕事が終わると、次の日の仕事に手を伸ばしてしまいます。

退院後は規則正しい生活を心がけるあまり、
スケジュール表通りに起床、食事、運動、休養、睡眠時間を徹底しすぎる傾向があります。
特に食事は野菜中心で腹八分、良質のタンパク質摂取、塩分控えめ、油分NG
コンビニ弁当NG、外食NG。 妻には苦労を掛けています。
持って生まれたこの性格だけは、なかなか方向転換が難しいものです。
退院して断酒を続けている現在も、頑張り過ぎないようにガンバってます。

以前はPCの隣に焼酎とウーロン茶がありました。タバコもヘビースモーカーでした。
断酒禁煙の今は、コーヒーと0kcal炭酸水、それと甘いものが手放せません。
甘いものは少し控えなければいけませんね。


つづく。









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