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周囲からの偏見

GW本格的に突入ですね。
みなさんも自粛生活にも慣れて来たころではないでしょうか?
しかし我々アルコール依存症者は油断は禁物!家飲み厳禁!
ノンアルでも、オンライン飲み会には絶対に参加しないでください。
誰にも見られていないと飲みます。
隠れ酒が得意なみなさんならば。ご承知ですよね。

今になって思います。
私は、家族に対して何をしてあげられて来たんだろうと。
当時の私は、仕事とお付合いと酒しかなかったように思います。
急な仕事が入ればそれに夢中になり、昼夜分かたず休日も仕事をしていました。
深夜まで、あるいは徹夜して仕事をしていました。
そして夜になれば、お付合いで家に寄り付きませんでした。
妻には何度送迎をしてもらったことでしょう。

何も用事が入っていない夜や休日は、家で酒を飲んでいました。
子供たちは子供たちだけで遊んでいました。
買い物に行く時も妻の車で子供たちを連れて行き、
私は相変わらずお留守番をしながら飲んでいました。
日ごろから家事の一切を妻に任せ、子供たちのことも妻に任せっぱなしでした。
子供たちには何をしたかというと、ごくたまに送り迎えをする程度。
どこかに連れて行くというと、年に1回の消防団の家族慰労会でバス遠足くらいでした。
家族慰労会のバスの中では、消防団員であるお父さんたちだけで固まって
バス宴会が始まる始末でした。
この様に私は対外的なことと酒ばかりで、自分のことしか考えていなくて、
家族に対しては、何もやってやれてなかったと言うことを、
病気になって初めて気づかされました。
  
私は病院に入院する前から、家族には目に見えない迷惑をかけてきたんです。
これから、どのようにして罪滅ぼしをしていくか、
何をすればいいのかわかりませんが、家族に認めてもらえるまで努力します。
  
このように、断酒をして、頭と身体がスッキリしてからは、
病気になる前には気づかなかったことが徐々に見えてきました。
  
あと、気がかりなのは仕事の面です。
入院前、あいつの飲み方が変わったとウワサになり始めていて、
入院したら、5カ月も病院から出て来ない。
そんな感じで、周りの人たちは私の病気が何なのか、だいたいわかっていたと思います。
影では、今でも「あいつはアル中だ」と言っている人も少なくないと思います。
田舎の狭い地域なので、うわさが広まるのも早いです。
おかげさまで、現在は以前のように仕事をさせてもらっていますが、
一度広まってしまったうわさは尾ひれを付けて、どんなうわさに拡大するかわかりません。
「あいつは酒のせいでもう長くはないんじゃないか?」と言われているかもしれません。
退院して、徐々にではありますが、信用も回復しつつあります。
しかし、「あいつはアル中だから」という偏見は消しきれないと思います。
これからは、そんなこととも戦いながら、
断酒継続して行こうと思います。

みなさんも、酒の誘惑と周囲からの偏見に負けることなく
断酒を続けましょう。
きっと良い風が吹いてくるはずです。
  
つづく。









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