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典型的な古い日本人

以前にも書いた通り、俺は根っからのへそ曲がり、あまのじゃくである。
それに、答えが一つじゃないと気が済まないといった典型的な白黒主義者だった。
現在は、いくつもの衝突や失敗の経験を経て、
〇と×の間の△、白と黒の間の灰色になろうと努力をしている。

人の嫌がる仕事もやった、押し付けられた役も引き受けた。
嫌な仕事や役も、持ち前の「人に嫌われたくない」だけの自己犠牲の精神で、
「一生懸命」、「がむしゃら」、「なにくそ」で、本気になった。
しかし周りからは、「アイツに任せておけばいい」、「アイツはアレが好きだから」
都合の良いヤツと思われていることに気づくことになる。
それではマスターベーションに過ぎない。

しかしそれは無駄な努力だけではない。
自慢話になってしまうが、俺が当時のトップに立った時、
勢いを失った会を復活させたり、マンネリ化していた支部を変えることもできた。
そこには俺と意を同じにしてくれた仲間がいた。
引退したり平会員になった今でも会は存続していて、
そのことだけは感謝されていたりする(自慢)

責任あるポストになれば任務を遂行すべく精一杯努力するが、
深く突っ込み過ぎて、やり過ぎてしまうことも少なくない。
だから任期を1期、やり残しで再任されてももう1期を限度とし、
後任の人に譲ることにしている。
そうしないとどんな会でも発展は望めないからだ。

人の上に立てる器ではないことは、俺本人が一番よく知っている。
あがり症だし物事をうまく伝えられないし語彙力も無い。
そこでコミュニケションツールとなったのが「酒」である。

事務局不在の会では、会議場となったのは常に居酒屋だった。
酒が入れば滑らかに言葉も発せたし、良案も生まれた。
集まったメンバーも、その雰囲気が好きだった。

当時は、後に酒が原因で身体をボロボロにするということなど、
微塵も思っていなかった。

「酒は百害あって一利なし」と、酒が敵視されている現在ならば、
典型的な古い日本人の俺は、いろんな役を引き受けていなかっただろう。


つづく。


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