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ナラ枯れ

去年の夏あたりから雑山の色がところどころ茶色く見えるようになってきた。
きっと猛暑酷暑で木々が枯れたんだろうなと思っていた。
先日同業の仲間にその話をすると、「それ、ナラ枯れだよ」と言われた。
注意して山を見ると、たしかに広葉樹ばかりが茶色くなっている。
日本海側に多く見られるナラ枯れだが、近年関東でも公園やキャンプ場など、
人の集まる場所でナラ枯れの被害は多くなっているらしい。
被害を受けた木は、伐倒しても集積し薬剤によるくん蒸処理しなければ搬出できない。
ウチの周りは杉桧などの針葉樹が多いが、雑木山も点在している。
山の奥で倒れるのなら被害は少ないが、民家の近くでの倒木は人の命にかかわる問題だ。

ChatGptに聞いてみると ↓

ナラは、広葉樹の一種であり、多くの地域で重要な木材や生態系を支える木として知られる。
ナラ枯れは、ナラの木が枯死する現象を指し、原因は最も一般的なものは、
病気や害虫 : ナラにはさまざまな病気や害虫が影響を与える可能性がある。
       カエデナラノコギリクワガタと呼ばれる昆虫による被害がある。
       この昆虫はナラの樹皮の下に営巣し、木材を破壊することで、ナラの枯れを引き起こす。

環境要因  : 気候変動、干ばつ、土壌の変化などの環境要因もある。
       これらの要因がナラの生育環境に影響を与えると、木のストレスが増大し、
枯死のリスクが高まる。

過剰な伐採 : 過度な伐採や適切な森林管理の欠如は、ナラ枯れを引き起こす可能性がある。
       森林が適切に管理されない場合、ナラの生育環境が悪化し、枯死のリスクが高まる。

ナラ枯れはブナ科の樹種で確認されており、
特にミズナラやコナラの落葉広葉樹で、集団的な被害が発生している。
また、常緑樹のシイ・カシ類でもナラ枯れの被害が発生しているが、
落葉広葉樹に比べて集団的被害を呈することは少なく、樹種によって被害の程度には違いが見られる。
これらの要因は単独で作用することもあるし、複合的に作用することもある。
ナラ枯れは、森林生態系や地域の経済に影響を与える可能性があるため、その理解と対処が重要。

1980年代以降ナラ枯れ被害は終息することなく日本海側を中心に被害が拡大していたが、
最近は関東でも見られるようになってきた。
近年続く異常気象も関係して山の生態系が狂い始めているのかもしれない。
30年以上前、ウチの周りの山では松くい虫の被害で、
ほぼ全滅と言って良いほど山から赤松が消えた。
あの時のようにならないで欲しい。


つづく。


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