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年金の繰上げ需給

今年度最終日、
ウチは8月決算なのでいつも通りの月末だ。
窓の外の桜も満開を過ぎ、毎朝花びら掃除が大変だ。

妻と年金の繰上げ需給について話した。
肝細胞癌が発見そして切除したのが2年半前、
2年以内の再発率70%と言われているが、とりあえずそのへんはクリア、
10年以内の生存率は40%と全体の半分以下だ。
年金受給できる65歳まで生きていられるかわからない。
悪化しそうな病気を持つ人は年金の繰り上げ受給をイヤでも考える。
次の再発が発覚したら、本気で終活を考えねばなるまい。

減額というペナルティが課されるものの60歳になれば受給権が発生する年金。
デメリットがあるにもかかわらず、多くの人がこの年金の繰上げを利用している。
実際、約3割の人が減額承知で「年金の繰上げ」で60歳から受給しているそう。
国民年金では26.1%、厚生年金では0.5%、結構いるんだね。

61歳から受け取る老齢厚生年金を60歳から受け取った場合は82歳ごろ、
65歳から受け取る老齢基礎年金を60歳から受けとった場合は77歳ごろ、
受け取る年金総額が同額になる。
それ以上長生きするのであれば、本来の開始年齢で受取った方が年金額は多くなる。
人生100年時代、そろそろ長寿の団塊世代が後期高齢者となる。
それを支えるのが氷河期の団塊ジュニア世代とその下のZ世代。
選挙を見据えた行き当たりばったりのバラマキ少子化対策ではどうにもならない。
20年後、30年後の日本を見ている政治家はいない。

しかし、年金受給金額が納めた分の同額になるまで俺の肝臓が持つとは考えにくい。
後期高齢者の仲間入りは到底無理なはなしだろう。

そして妻の場合、持病の悪化で夫が急死するなど「健康上のトラブル」が発生した場合、
65歳以降の年金受給額がどう変化するか?
例えば62歳で夫が病気により急死した場合、夫死亡により遺族厚生年金+中高齢寡婦加算が発生。
妻はまだ62歳のために、自分自身の老齢の年金か、遺族年金の受給かを選択しなければならない。
まあ…遺族年金のほうが遥かに多い。

65歳になると妻は自分の老齢の年金と遺族厚生年金を併給する事ができる。
なお、中高齢寡婦加算は65歳を機に消滅する(妻が老齢基礎年金貰うまでの繋ぎ)
遺族厚生年金が発生した場合は、65歳までは自分の老齢の年金とどちらか選択受給となり、
65歳から併給して貰うにしても単に老齢の年金額を減らしただけの結果になるので、
この辺も十分に留意しておく必要がある。

これらの年金の制度や手続きはとても複雑である。
一人で判断をせずに、自治体の年金事務所のほか、
がん相談支援センターなどに相談しようと考えている。


つづく。


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