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借りて来た猫

例会からの帰りの車中、妻との会話の中で妻は、
「私はココじゃなく、違う自助グループのほうが良いんじゃないかって思い始めた」と言った。
アルコール依存症酒害者の家族である妻は、「共依存」に関心を持っていた。
そこから、彼女の父親(俺の義父)の、妻子に対するDV(暴言)や、
AC(アダルトチルドレン)について深く勉強するようになった。
昨夜もDVに関するZoomミーティングで部屋から出てこなかった。
月末には都内で催されるDVに関する講座に出席するそうで、
「おとーちゃんも行く?」と聞かれたが丁重にお断りした。
だって俺DVしてねーし、されてねーし、
妻からのプレッシャーを吸収して消化するのに苦労しているくらいだ。
俺も以前から、「彼女は断酒会じゃないよな」とは思っていた。
最近では、DV,AC,ネグレクト、ハラスメント、女性差別などの話は、
妻の前では安易に話せなくなっている状態だ。

そして、いま問題になっている女性支援団体の話題になった。
妻「あれってどう思う?」
俺「詳しくは知らないけど、そのうち答えが出るんじゃないの?」
 (うわ~来たよ、俺に意見を求めるなよ~、怖いよ~)
妻「それじゃダメなんだよ!」
俺「そうなの?」 END

日頃から妻や子供に対しては、暴言を吐いたり自分の意見を強要しないように心掛けているつもりだ。
俺は人に対して、男性だから、女性だからと、
性別による差別のような言動をしないし思ってもいない。
男性だろうが女性だろうが、ひとりの人間として接するようにしている。
職業柄オジサンばかりの中に居るので、口調が荒っぽくなることもあるが悪意があるわけではない。
逆に「男なんだから」とか「男のくせに」とか言われて、
嫌な役を押し付けられたり、ハズレくじを引かされたことのほうが多いような気がする。
ただ妻も、俺が本気でキレると手を付けられなくなるほどに爆発してしまうのを知っているので、
ほどほどのところで追及を止める。

最近妻はスマホとにらめっこしている時間が多い。
いろんな情報を得て吸収しているため、不用意に時事ニュースについて喋れない。
ニュースの見出しだけを読んで「こんなことがあったんだね~」なんて言うと、
深くまで記事を読み込んでいる妻は、持論を語り出し、
そのニュースに対する俺の意見を求めてくる。
深いところまで知らない俺は、正解がわからないから「よくわかんない」としか答えられない。
てか、不用意に持論を喋ってそれが妻の意見と違うと、機関銃のような攻撃にあってしまう。

当時新婚だった30年前から、激高する妻を前に黙っていると、
「時間が解決すると思ってるんでしょ⁈」と言われていたことを思い出す。
そういえば俺の親父もそうだった。
外では楽しい人と言われていたが、家の中では借りて来た猫のように無口だった。

親子って似るもんだね(笑)


つづく。


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