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犬の肝臓に腫瘍

知合いのお宅のワンちゃんが病気だそうだ。
話を聞くと、俺と同じ肝臓に腫瘍が見つかったそう。
飼い主のその人も、さぞかし心配だろう。
その犬は15年も一緒に居るそうで、そうなるともう家族だよね。
我が子より世話がかかる分、自分のこと以上に心配がどんどん膨らんでしまうだろう。
「早くよくなると良いね」と気やすく言いたいところだが、
肝腫瘍となると、病気が病気なだけにことは重大だ。
そのお宅では、早めに何らかの決断が求められる。

うちのシロも危ない時が数回あったので、その人の今の心情は痛いほどわかる。
迅速に且つ、時間をかけて家族会議していただきたい。
気持ち、時間、労力、金
簡単に天秤にかけることはできないだろう。
「とても難しい判断だとは思うけど、よく話し合ってください」と言った。

肝臓は沈黙の臓器と言われているので、なかなか症状に現れないが、
目が虚ろで腰が立たない時もあり、睡眠時の嗚咽もあるそうで、
体調や動作に変化があるってことは、病気は進んでいるんだと思う。
動物は辛い時でもなかなか声や態度に出さないからね。
嗚咽し始めたということはかなり辛いんだと思う。

しかし近くの病院で手術ができないってところがネックとなっている。
それにいざ手術となっても、遠くの県だと通えないし、
手術自体の費用のほかに、麻酔費、術前・術後の検査費、入院費、処方薬費、
病院までの旅費、それに仕事も休まなくてはならない。
もし近くで見つかったとしても、掛かりつけの病院との繋がりもあるから厳しいか?
ちなみにシロが肺炎の時に紹介された病院も高度医療センターだった。
シロのときは急変だったので、後先考えずに病院にダッシュしてしまったが、
退院時の請求額にビックリした覚えがある。

肝臓の腫瘍については、俺もある程度の知識があるので少しアドバイスした。
俺が肝臓がんの勉強をしている時に、犬猫のことも書いてあった。
やはり人間と同じで高齢の犬に症状が出ることが多いようだ。
肝臓ということもあり進行は遅いのだが、
ゆっくり構えていると、ワンちゃんもさらに高齢になってしまう。
その時に手術や麻酔に耐えられる体力が残っているかが心配だ。
手術をすれば予後は良好らしいのだが、
肝臓の場合は人間と同じで手術成功しても再発の可能性がある。
あと、市販の薬やサプリは怪しいから、
投薬は、獣医と相談して処方してもらった方が良いとも言っておいた。
飼い主がパニクっていたら冷静な判断が出来なくなってしまうので、
「ワンちゃんのために、もう一度落ち着いて答えを出してください」
と言って電話を切った。


つづく。


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