SSブログ

食事とは?

病気になってから、外食をしなくなった。
外食=飲酒 だった俺にとっては、酒が飲めない外食なんて行く意味がないのだ。
ラーメン屋に行ってもラーメンは食べずに餃子とビール、
そば屋では、お通しと冷酒、
ファミレスでは、副菜とハイボール
どこの店でも主食は食べなかった。
3食食べるなら家飯、外出時には車内で弁当かパンで充分なのだ。

食に対するこだわりはそもそも兼ね備えていない。
味は二の次、空腹を満たす行為のみ。
注文してからの待ち時間が待ちきれない、
人が食べ終わるのを待っていられない、
食事の時間がもったいないという意識はいまだに変わっていない。
俺が外食をしないのが解っているので、家族も外食には俺を誘わない。
   
朝は納豆とバナナヨーグルトと豆乳、
昼は妻の作ってくれた弁当、
夜だけはちゃんと食卓に並べてもらったものを食べる。
毎日それの繰り返しだ。
夕食も5分で完食では料理を作る妻も張り合いが無いのではないか?
コンビニやスーパーに行っても、買うものはいつも同じ、冒険はしない。

酒を飲んでいたころは、
日本酒にも焼酎にもバーボンにもこだわりがあった。
いつまででも店の中に居られた、ハシゴもした。
   
肝臓に爆弾を抱えてからは、
味よりも栄養のバランス、
油分と塩分は控える、
食べ過ぎに注意、
そればかりを考えているので、何を食べてもおいしいと思わない。
身体に良いか悪いか、ただそれだけだ。

酒を取り上げられたアル中の俺にとって食事は、単なる作業の一つに過ぎないのだ。
まるで薬を飲むかのように、胃に流し込んでいくだけ。
準備 + 食事 + 片付け 20分あれば十分だ。

断酒をすれば食生活も変わると思っていたが、
飲酒時間が無くなって、素面で居られる時間が増えただけのことだ。
考え方を変えれば、飲酒によって失われた時間が取り戻せた。
それで良い。

つづく。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村


アルコール依存症ランキング
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康