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命について

肝臓がんになり、健康な人より余命が短くなったことを確信した今、
ひとの命について真剣に考えるようになった。

この世の人間には、様々な人生がある。
生涯健康で人生を全うし死因は老衰、これが理想的な姿なのかもしれないが、
事故や病気により、志半ばで生涯を終える人も居る。
自ら命を絶つ人も居る。
名前が付く前にこの世に生を受けずに落とす命もある。
この世に生を受けた以上、なるべく長生きしたいと思うのは当然のことだが、
「酒で死ねるなら本望だ!」と言うアル中もいれば、
「健康になれれば死んでも良い!」と言う健康ヲタもいる。(極端か?)
細く長く生きるか?太く短く生きるか?
個人個人、考え方はまちまちだ。

俺の場合はどうだろう?
うちは短命な家系だ、
父は脳梗塞、祖父は脳溢血、祖母は脳血栓、
脳ミソが弱い家系だ(ヒデブッ!)
そして、父も祖父もアルコール絡まりだ。
俺も10年ほど前にクモ膜下出血で死にかけた。
酒好きで脳が弱い家系だが、がんの家系ではないはずだった。
親族にはがんで亡くなった人もいるし、
自死の人も、幼少期に病気で命を落とした人も居るが、
七家では俺がガン1号となってしまった。

ガンになってしまった以上、短命なのは受け入れている。
これからをどう生きるかだ。
残された短い人生を、攻めに入るか?守りに回るか?
いろいろと想定してみた。
俺自身のこと、残された家族のこと、
総合的に判断すればやはり「攻め過ぎには注意!」
あまり無理な冒険はしないほうが良いのではないのか?
ビビりな俺は、後々のことを考えると、きっと守りに入るだろう。
やはり、残されたものに迷惑はかけられない。
ケツは拭かなければならない。

元気で長生き(ピンピンコロリ)が理想的だが、
この病気に掛かってしまった以上、そういうわけにはいかない。
経済的な問題に加え、介護の問題もある。
死期が近付くと迷惑をかけることも多々あるだろう。
だから俺は延命処置を望んでいない。

なるべく理想に近い状態で逝きたいと思っている。
   
つづく。



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