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公共のトイレ

このところ公共トイレの新築工事や改修工事が多いせいか、
公共トイレのニュースには、ついつい目が行ってしまう。

多目的(身障者用)トイレの長時間利用が増加傾向らしい。
清潔さと居心地の良さはわかるが、喫煙所として利用したり、
個室内でのゲーム利用など以前にはない“要因”も増えてきた。

身障者や赤ちゃん連れの人は、そこしか使えないのに長時間待たされる。
身障者用なので、車いすの回転できるスペースがあり、
手すりやベビーチェア、おむつ交換台も充実している。
多目的トイレは元来、車いす利用の方、オストメイトの方、
発達障害の子どもがいる方、高齢者の方、小さな子どもがいる方、
潰瘍性大腸炎などの難病の方などのためのものである。
スマホゲームや喫煙、化粧直しのための利用など言語道断である。

自治体がコンビニに協力を仰ぎ、
「公共トイレ」として住民に使ってもらう動きが広がっているそうだ。
自治体単独ではスピーディーにトイレを増やせないという事情が背景にあるのは解るが、
トイレのみの利用目的で、少しの感謝の気持ちもなく入店されるコンビニ側としては、
簡単に納得できるものではない。

コンビニが自発的にトイレを貸し出してくれるのは大変ありがたいことだが、
それに頼ってタダ乗りしようとしている自治体もどうかと思う。
それに、使う側のマナーの問題もあるし、清掃にかかる経費もバカにならない。
協力コンビニにトイレットペーパーを提供されても、バックヤードが埋まってしまうし、
清掃員の派遣などでサポートも考えてもらいたいところだ。

そもそもコンビニの店舗は独立した自営業者の集まりである。
その多くが零細な個人商店に過ぎない。
個人が公共サービスを担うなど、もともと無理がある話である。
「自宅のトイレを公共トイレとして提供します」と書いて、
一般家庭の玄関で靴を脱いで上がってもらい、
屋内のトイレを提供するのと変わりがない。

いっそのこと、外国みたいに有料公衆トイレにすれば、
管理も行き届くようになるのではないか?

さあ、今日もトイレの改修工事に出発だ!


つづく。


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