母と娘、父と息子

知合いの人が、母娘で日帰り旅行をしたそうだ。
行き先は長野の善光寺だったとか。
秋の善光寺、とても羨ましく思った。
俺も長野オリンピックのころ、何度か訪れたことがあるが、
お決まりの飲兵衛バス旅行。
当時は若かったので、五輪の施設以外は、
善光寺門前のそば屋とおやきくらいしか覚えていない。
この歳になったら、落ち着いて善光寺参りしたい気分である。

その人は「大人になった娘とこうして楽しめるのは良いなぁ」と言っていた。
母と娘って、そんな感じなんだな。
俺と子供たちとは帰省してきても、
あまり無駄口を聞かずに頼み事と連絡事項ばかりだが、
妻と子供たちは、夜中までキャハハキャハハと永遠にしゃべっている。
アニメやゲームの話で、まさにエンドレストークだ。

あっそうだ！
あと1回善光寺に行ったことがあった。
姉の嫁入り前（30数年前）、家族で電車旅した。
姉と俺でお金を出し合って両親を連れて行く形をとった。
女性陣はとても楽しそうだったが、
俺と親父は、家族との共通の会話が無く、
普段から親父とも晩酌したことが無く、
旅行と言っても、とても居心地が悪かったのを思い出す。

男って、外にばかり目を向けがちで、家族の中では居場所が無かったりする。
まあ、子供たちも成人したひとりの大人なんだから、
子供たちの生き方に、いまさらつべこべ言うことも無いし、
逆に頼られ過ぎても困る。

***　チビ猫情報　***
親離れ子離れといえば、サビ親子とチビ猫の関係性、
チビが来るまではサビ親子はいつも一緒に居た。
チビが来てからというもの、
サビ母さんはチビを威嚇したり、クロは距離を取ったりしていたが、
最近は、サビの威嚇は無くなり、チビはクロ姉さんの後を追いかけている。
クロもまんざらではない様子だ。
それと、チビにあまりにもしつこく追い回されるので、
こんどはクロが、俺に助けを求めるように、纏わり付いてくるようになった。
室内のシロは、外の2匹と遊びたがっている。
自宅のみぃは2階の窓からそれを見ている。
毎日見ていて飽きない。


つづく。



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