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メンタルケア

とてもショッキングな話があった。
近しい知合いのお宅の若夫婦のお子さんが、
大変残念なことに死産になってしまったそうだ。
妊娠5か月目で性別もわかっていただろう。
赤ちゃんの名前も決めていたのではないだろうか。
親子3人では今のアパートでは手狭だろうと、引っ越しも完了していたそうだ。
俺は何も言えなかった。

とにかく今は若夫婦の、特に奥さんのメンタルケアが必要だと思う。
周りがガヤガヤ雑音を入れるべきではない。
特に舅姑世代の人たちとは出産に対する考え方が違うから、
不用意な慰めや励ましの言葉も雑音に感じてしまうだろう。
「がんばって!」とか「次がある」とは、絶対に言ってはならない。
外野からの原因究明などはもっての外である。
専門家であり第三者でもある医師や看護師さんからの言葉のほうが、
もしかすると聞き入れてくれるのかもしれない。

体調不良や精神疾患を併発するかもしれない。
クリニックでカウンセリングを受けたり、
自助グループがあればそれに参加するのもメンタルケアに繋がるかもしれない。
時間が経ち、本人が喋ってくれるまでは、
周りは何も言うべきではないと思う。

俺も2年前に肝細胞がんの宣告を受け、一時は頭の中が真っ白になった。
しばらくは何も考えることが出来なかった。
「死」を本気で考えるようになった。
様々な書籍を読み漁り、動画もたくさん見た。
徐々に「癌」と向き合えるようになり、人生を逆算し始め、
生活の質を維持、向上させるために、
「残された時間の中で、俺が今やるべきことは何か?」
と、気づけることが出来たが時間はかかった。
一度痛い目にあっていた経験があるから、
不安を取り除くために酒に逃げることは無かった。

今後、いつ俺の身体にどんな異変があるかわからないが、
何があってもそれを受け止め、冷静に判断したいと思っている。


つづく。


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