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夫婦の信頼関係

俺は、嬉しいことがあった時、嫌なことがあった時、
いつも妻それを妻と共有するように心がけている。
と言うか、俺の行動言動に不安があるため、妻に同意を求めているのかもしれない。

結婚前からの時期を含め、妻と35年も一緒に居ると、
親兄弟よりも妻が俺の一番の理解者だと思っている。
俺のダメな部分も、たまに良い部分も妻は知り尽くしているため、
俺が暴走しそうになった時には、必ずブレーキをかけてくれる。

ただ、アルコール依存症になったときには、
俺が隠れ酒をひた隠しにしていたため、バレるタイミングが遅れた。
若いころから毎日晩酌をしていたし、酒の付く会合にもちょくちょく出ていた。
飲み会への送迎も妻に頼んでいたほどだ。
そんな俺を見ていたから妻も、「まさか俺がアル中になっている」とは思っていなかったであろう。
たくさんの嘘をつき、隠し事をして、妻に言えないようなことをしてしまった俺にとって、
妻の俺に対する信頼を回復することは簡単なことではない。
過去にもどってやり直すためのタイムマシンも発明されてないし、
つらい記憶を消してくれる薬も売っていないし、
アルコール依存症をなかったことにはできないし、
失った信頼をすぐに元通りにする方法もない。
できることは、俺が妻に対して『どうあるべきか』を明確にし、決意をもって実践することだ。

妻も完璧な人間ではないので、もちろん俺も妻に言いたいことはある。
しかし、相手には過剰な期待をもたない、あるいは持たせないということは、
相手にも喜ばれ、相手を落胆させないコツの1つかもしれない。
過剰に期待しないことで、相手の言動で、落胆する機会も減り、
喜ぶことができる機会が増えるかもしれない。
過度に期待しないことは、夫婦の信頼関係を保つ上で意外と大切なことだと思っている。

*** チビ猫情報 ***
チビが帰って来なくなった。
一昨日の夜は元気にカリカリを食べていた。
クロ姉さんにも纏わりついて、跳ね回っていた。
しかし昨日は丸1日顔を見せなかった。
サビ親子は、チビが居なくなって少しは心配しているのかなと思ったが、
逆に、じゃれ合って親子仲が良くなっていたように感じた。
「あれっ?チビは追い出されたかな?」
チビがクロの後を付いて回るようになってからと言うもの。
距離を置くように、サビ母さんの別行動が目立っていた。
もしかするとチビは、サビ母さんに、
「ウチの娘から離れなさい!」と、一喝されたのかもしれない。
野良の生態はわからないが、きっと夜中に何かあったのだろう。

つづく。


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