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肝臓がん復習

昨日は日曜日、時間があったので復習を兼ねて少し勉強をした。

10月15日で、肝臓がん摘出手術より2年が経過した。
俺の肝臓はF4という状態だ、F4とは肝硬変を意味する。
CP(チャイルドピュー)とは違う分け方だそうだ。
CPがAでもF4はあり得る、またその逆も言えるそうだ。
俺の肝臓はCP分類ではAランクなので、
今までそれにあぐらをかいていた。

肝線維化のステージを線維化がみられないものから次第に増加し、
肝硬変に至るまでを、F0、F1(軽度)、F2(中等度)、F3(高度)、F4(肝硬変)の
5段階に分けているそうだ。
俺のガンは「中分化型」だった。
分化度は「がんの顔つき(タチがよい・悪い)」ともいわれ、
肝細胞がどれだけがん化しているかの程度をみるもので、
正常な肝細胞に近い高分化がんは悪性度が低く、細胞の形がいびつで、
完全にがん化してしまった低分化がんは、悪性度は高くなる。

確率を数値化するのは諸説あるが、
肝細胞癌は再発率が高く、切除術後2年以内に約70%で再発するとか、
5年で80%以上で再発すると言われている。
俺のガンはステージⅠで、2年6ヵ月目からの再発率は50%、
再発が認められないケースもあると言う。
「あわよくば」といった期待もあるが、
常に最悪の結果を覚悟して日々の生活をしていないと、
再発した時のショックが大きくなるので、
「肝臓がんは再発するものだ」と、肝に命じている。

肝臓がんの治療は「モグラたたき」にたとえられ、
出たらたたく、をくり返すことになる。
何度も治療をしなければならないのは辛いことだが、
見方を変えれば、再発してもさまざまな治療手段があるということを示している。

肝硬変は肝臓病の終末期といわれ、肝臓がんのほとんども肝硬変から発生する。
俺は、肝硬変から肝臓がんという「ラスボス」と対決せねばならなくなった。
俺のガンは幸いステージⅠ、で肝臓の機能も安定していたので肝切除することが出来た。
これも、定期的な血液検査、CT,MRI,エコーの検査をしていたため早期発見ができた。

いずれにせよ、酒に逃げなければアルコール依存症にもならなかったし、
肝硬変にもならなかったし、肝臓がんにもならなかったわけだ。
お勉強の結果、決して「酒は百薬の長」ではない。
飲まないに越したことはない!
と言う結論に達した。

「飲み過ぎだな」「ヤバいな」と気づいた方は、今なら遅くない。
俺のように生死に不安を抱かないよう、飲酒量を節制してほしい。

つづく。


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