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断酒会やAAなど

アルコール依存症から回復していく手段として断酒会やAAなどの自助グループへの参加がある。

単に飲まない生活だけでなく、反省と償いを繰り返しながら、
新たな自分の生を歩んでいくことが大切である。
アルコール依存症から回復 した人たちの体験談には、自分の過去を素直に語れるようになり、
自分の行動が限度を超えていたことや、家族や周りの人にかけた迷惑や行為に対して、
申し訳なく思う気持ちが多く表れている。
なぜここまで人は謙虚になれるのだろうか、素直になれるのだろうか、
償おうという気持ちが心から生まれるのか、といったことも理解できるようになる。

「身体的疾患への固執」「私はアル中ではない」 「意志の力で酒をやめます」 「私は一人で断酒できる」
「私にはアルコール問題以外の問題がない」という否認を、
断酒会やAAで仲間との出会いを繰り返しながら、しらふの状態で過ごすことが多くなると、
自らの持つ精神病理性に目が向き始める対人関係障害を自覚し始める。
そしてそれがきっかけとなって、 自己認識や自己洞察、自己受容が可能になっていく。

覚書きとして断酒会の断酒の誓いとAA12のステップを記しておく。
全日本断酒連盟「断酒の誓い」
1.私たちは酒に対して無力であり、自分ひとりの力だけではどうにもならなかったことを認めます。
1.私たちは断酒例会に出席し、自分を率直に語ります。
1.私たちは酒害体験を掘り起こし、過去の過ちを素直に認めます。
1.私たちは自分を改革する努力をし、新しい人生を創ります。
1.私たちは家族はもとより、迷惑をかけた人たちに償いをします。
1.私たちは断酒の歓びを、酒害に悩む人たちに伝えます。

AA12のステップ
1.私たちはアルコールに対し無力であり、思い通りに生きていけなくなっていたことを認めた。
2.自分を超えた大きな力が、私たちを健康な心に戻してくれると信じるようになった。
3.私たちの意志と生きかたを、自分なりに理解した神の配慮にゆだねる決心をした。
4.恐れずに、徹底して、自分自身の棚卸しを行い、それを表に作った。
5.神に対し、自分に対し、そしてもう一人の人に対して、自分の過ちの本質をありのままに認めた。
6.こうした性格上の欠点全部を、神に取り除いてもらう準備がすべて整った。
7.私たちの短所を取り除いてくださいと、謙虚に神に求めた。
8.私たちが傷つけたすべての人の表を作り、
その人たち全員に進んで埋め合わせをしようとする気持ちになった。
9.その人たちやほかの人を傷つけない限り、機会あるたびに、その人たちに直接埋め合わせをした。
10.自分自身の棚卸しを続け、間違ったときは直ちにそれを認めた。
11.祈りと黙想を通して、自分なりに理解した神との意識的な触れ合いを深め、
神の意志を知ることと、それを実践 する力だけを求めた。
12.これらのステップを経た結果、私たちは霊的に目覚め、このメッセージをアルコホーリクに伝え、
そして私たちのすべてのことにこの原理を実行しようと努力した。

明日は、長年断酒していた人が最近スリップしてしまったことを書く。


つづく。


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