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災害ボランティア

れいわ山本太郎氏の2度目の被災地入りが問題となっている。
被災地の人たちからしてみれば、
「フォーマンスは済んだじゃん これ以上何しに来るんだよ」だろうか。

水や食べ物、ガソリン、寝床などを用意しないまま被災地入りする、
承認欲求を満たし目立つために被災地を利用する「売名ボランティア」も多く居るらしい。
車両が入れる道もあるが、通行止めのところも多い。
そうした場所に普通車で無理に入ろうとすると二次被害を引き起こす危険もある。
能登半島の先端という地形上、四方八方からの陸路があるわけじゃない。
現地の指揮官の指示に従わず、受け入れ態勢や環境が整っていない被災地に乗り込むのは、
逆に混乱を招き、ありがた迷惑になってしまうのではないかとも思う。

寄付もボランティアも黙ってやって、黙って帰ってくればいい。
報道機関でもないのに、いちいち不特定多数に向けて発信する必要もない。
ボランティアに行くことをSNSで発信すれば、インプレッションが稼げる。
「バズれば」小銭も入ってくる。
それを期待して承認欲求を満たそうと考えている輩も少なからず存在する。
被災地域の行政も「控えてほしい」と訴えている中でのありがた迷惑な行動に、
批判が殺到するのは当然だろう。
本当に支援をしたいのなら、金を送れば良いと思う。

被災地では災害の直後だけでなくその後も復興に向けたボランティア活動が行われる。
時間が経つにつれ、支援ニーズは変化していく。
災害直後だけでなく、息の長い支援が必要になる。
被災直後には勝手な個人の行動は控え、
災害支援の要請があってから現地に向かうのでも遅くはないと思う。


俺が消防団に居たころ、建物火災の現場で、
本職の消防士が隊員たちに操定を指示している間にも、
火点に向かって放水していない隊員に向かって
「何をやってる、早く水を出せ!」と言ったり、
消防水利である消火栓や防火水槽に向かう消防団車にも、
「火事はそこじゃない、どこに行くんだ!?」と叫ぶ人も居た。
一兆有事で慌ててしまうのもわかるが、
むやみやたらに四方八方からホースを伸ばしたり、
水を背負っていない車が火点直近しても邪魔なだけだ。

大きな山火事の時、テレビ局の車が警察や消防の制止を振り切って、
しかもホースを何本も踏みつぶしながら火点に向かって行ったのには呆れた。
案の定、その車は消防車に囲まれてしまいしばらく帰って来れなかった。

有事の際には指揮官の的確な指示のもとで行動しなければ、
災害を拡大させてしまったり二次災害の危険性も大いにあるのだ。


つづく。


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