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ばあちゃん退院

ばあちゃんが退院した。
俺は都合が付かず退院には立ち会えなかったが、
妻と姉が迎えに行って退院手続きをしてくれた。

夕方俺も帰宅すると、猫を膝の上に抱えたばあちゃんと妻と姉が、
いわゆるオールドガールズトークに花を咲かせていた。
姉の家庭も子供たちは独立していて帰宅時間の制限はない。

入院中のばあちゃんは絶食状態だったせいもあるのか、
テーブルの上にはコンビニで買って来た山盛りの菓子パンがあった。
でも退院したてのばあちゃんは、まだおかゆしか食べられない。
「店で見たら無性に買いたくなっちゃって」って。。。
まあ内視鏡検査が終わってもほとんど口から物を入れて言ないのだから無理もないか。

17時を過ぎ、辺りも暗くなってきたので姉は帰路に就いた。
帰りがけにお客さんのお宅の畑で採れた大根と白菜を持たせてあげた。
ついでにウチの小さな畑で採れた大根も畑で抜いて姉の車に放り込んだ。
姉の家では保護施設から譲り受けたウサギも飼育しているので、
大根やカブは葉っぱも付けたままあげた。


歌手の小金沢昇司さんが65歳の若さで亡くなった。
コロナ感染から肺炎を発症し、その後は体調不良から入退院を繰り返していたそう。
小金沢さんはヘビースモーカーでも有名だったそうで、死因は呼吸器不全だそうだ。

酒豪でもあったそうで、
コロナ流行中に酒気帯び運転で逮捕されてからは活動自粛していたそう。
自粛中に個人事務所も破産して、精神的にも肉体的にも追い込まれていたのだろう。
もし俺がその立場だったら、やはり酒やたばこ、ギャンブル等に逃げていたと思う。

小金沢さんの死を依存症と結びつけるのは良くないが、
人がアルコールや薬物の使用量が増加した時期には何らかの苦痛を抱えたり、
現実生活で困難に遭遇したりしている。
そのなかでそれらの量が増え、最終的にコントロールを失っていく。
依存症と一括されている行動は、苦痛を一時的に緩和し、生き延びようとするなかで生じる。
そのまま放置すればその人は生命的な危機に瀕する可能性が高いが、
依存対象であるアルコールや薬物をやめさせるだけでは生きづらさが増すだけだ。
したがって依存症からの回復支援とは、アルコールや薬物といった「モノ」の排除ではなく、
痛みを抱える「ヒト」の支援であるということなのである。


つづく。


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