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昭和61年

俺は宮藤官九郎クドカンの作るドラマが好きだ。
先週始まった新ドラマを見て、久しぶりに地上波のドラマを見たいと思った。

ドラマの内容は、1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしたが、
コンプライアンスに縛られた令和で不適切な言動を繰り広げる”意識低い系”コメディー。
コンプライアンス度外視の“ハラスメントワード満載”で、
昭和では“常識”だったが、今では“死語”となった懐かしの言葉が連発
「部活中に水を飲んではいけない」「部員にケツバット指導」「バスの中でたばこ」など。
ひさびさ地上波ドラマでタバコを吸ってるシーンを見た。

ドラマの設定は昭和61年で、タバコの値段や流行っているものは61年だが、
ドラマの内容的には昭和50年代後半で合致する。
当時多感な時期、いわゆる青春ど真ん中(死語)の50代の人ならわかる。

昭和61年1月の俺は高校卒業を間近に控えていた。
ちなみに昭和61年春からタバコ消費税増税で20~30円値上げされた。
俺はそのころからタバコを吸い始めたので10円20円の差には敏感だった。
当時の俺は部活を引退し受験勉強をしながらキャスターを吸っていた。
未成年だった俺は、たまに隠れて親父のマイルドセブンをくすねていた。
成人男性の8割が喫煙者だった時代、未成年でも吸いたくなるのも無理はない。
校則で縛られた高校を卒業すれば、周りの同級生の多くが吸っていた。
まあ、酒も同様だった。 そんな時代だ。

現代の若者は、昭和の死語満載のテレビドラマを見て理解に苦しむのだろうか。
主人公の不適切な言動の数々が、
コンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与えるのだろうか。

現在は、相手がそう思ったら誹謗中傷にハラスメント。
多様性多様性ってうるさいわりに個人の意見は認めない。
あらゆる方面へ配慮しなくてはならず、ちょっとした偏見や失言が叩かれる。
あらゆることに〇〇ハラスメントという言葉がうまれ、
ささいなことでもすぐ被害者ぶる人が現れる。
気に入らなければ匿名で晒す。
昔はそれを「チクリ」と呼び、その卑怯な行為は嫌われた。
SNSがない時代に学生生活を過ごせたのは良かったと思う。
今の子どもたちはSNSで人生壊れるからね。

それぞれの時代に良い部分も有るし、悪い部分もたくさんある。
時代によって正解は変わるものだ。
令和の誰も傷付かない社会、
今の時代も後の世代にとっては歪んで見えることだろう。


つづく。


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