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肉を食べまくる老人

ばあちゃんの大腸内視鏡検査が昨日終わった。

検査が始まるころの時間には俺も妻も仕事を抜け出して病院に向かった。
その道中でばあちゃんから入電、
「検査終わったよ」
11時半開始予定の検査が1時間ほど繰り上げられたらしく、既に終わっていた。
急いで病院の玄関を入ると、妻と姉がロビーで待っていた。
「検査は終わったけど、病棟には12時にならないと上がれないんだって」
結局当初の集合時間の12時に病棟に上がり医師からの説明を受けた。
ばあちゃんの下血は、やはり大腸憩室炎であり、
その引き金になったものは不整脈で服用しているアスピリンだった。
まあだいたいの予想は付いていたが、大事に至らなくて良かった。
2日前に「あ~私は大腸がんだ~」「もうおしまいだ~」と言っていたばあちゃんも、
検査結果を聞き、落ち着きを取り戻していた。

「これで家に帰れますか?」と聞くと、
2日間の絶食と検査続きで体力が衰えているため、
回復のために病院にもう1泊ということになった。
すぐにでも帰りたいばあちゃんを宥め、俺たちは病院を後にし、また仕事に戻った。

ばあちゃんの血液検査、CT、大腸内視鏡検査の結果を改めてよく見ると、
血糖が少し高め、脂肪肝気味、食物繊維が足りていない、
と言うこと以外は至って健康体でホントに91歳?という数値だった。
子供たちが一緒に住まなくなってからというもの、ウチでいちばんの肉食はばあちゃんだ。
外食ではそば屋が好きなばあちゃんは天せいろ、
時間が無くてスーパーの弁当を買って来た時にはかつ丼だ。

「肉を食べまくる老人」ほど幸せで長生きするというデータもある。
入院の時にも看護師に「本当に91歳ですか?若いですね~」と言われていた。
高齢になると、肉を控えた野菜中心の食事が身体にいいと考えている人も多いが、
それだとタンパク質不足になってしまうそうだ。
それに、歳をとると意欲レベルが低下してくる理由にはいくつかあるが、
そのひとつが脳内の神経伝達物質であるセロトニンの減少だ。
セロトニンは別名「幸せ物質」とも言われ、意欲低下の抑止に働く。

俺の親父は64歳の時から15年間寝たきりだった。
妻であるばあちゃんは、退院できない親父の病院に週5で看病に行っていた。
「私が壊れるわけにはいかない」が口癖だった。
90代になり、孫たちも一人ずつ独立していき、ネコを溺愛し、
ホッとしたのでちょっと身体を壊したのかもしれない。
ばあちゃんに長生きしてもらいたい。
肝臓に爆弾を抱えている俺よりも長く生きるかも?

つづく。


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