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飲酒を疑われて、

仕事への不安から鬱になり、連続飲酒から血ヘドを吐いて下血をし、精神病院に入院し、
アルコール依存症とアルコール性肝硬変を併発した七(なな)です。

断酒を始めて間もない頃の話です。
妻に朝一から質問されました。「正直に言って、お酒飲んだでしょ?」と。
私には身に覚えが無く、「なんでそんなこと聞くの?」と言うと、
「お酒を飲んでたころと同じ臭いがする」と言うのです。
子供からもそれらしきことを聞いたそうです。
  
それは前日風呂に入っていなかったのと、
リセッシュという除菌芳香スプレーを吹きかけたからだと推測します。
しつこく聞かれたので頭に来て「これなら買いたくても変えないだろう」と、
財布の中身をこたつの上に全財産1,200円を置きました。
当時は、財布にお金を入れておくと居酒屋に行ってしまう恐れもあったので自己防衛の一種です。
そのことを聞かれた前日は、ほぼ1日妻と行動を共にしていたのに、
(まだ疑われるなんて)と、とても心外でした。
断酒をされた経験をお持ちのみなさんも、私のように疑われたことが多少はあると思います。
本当にスリップしたのではしょうがありませんが。
私も退院後1度だけ缶チューハイを飲んだことが有ります。
その時は車の座席の後ろに隠しておいた空き缶を見つかってしまいました。
パンとタバコを買って、つい条件反射で缶チューハイを買ってしまいました。
でも酒を口にしたのはそれが最初で最後です。
心を改めた私は、その時とは違って、
苦労して食事に気を使い、健康に気を使い、断酒会例会にも出席して断酒しているのに、
酒を一生飲まないと心に決めているのに。
これ以上何に注意をすればよいのでしょう。
今後もこの様なことがあると思います。
アルコール依存症は、回復すれども完治することは有りません。
常に疑われています 皆さんも注意しましょう。

先日、再度肝硬変について調べなおしてみました。
入院する前から 黄疸、むくみ、腹水、出血が止まらない、鼻血、吐血などの自覚症状はありました。
なので入院するだいぶ前から肝硬変だったんだと思います。
ビビリなのでついつい「肝硬変余命」「肝硬変生存率」で検索してしまいます。
文献による5年生存率とか肝臓がんに移行する確率などを再度見なおして
改めて大変な病気にかかってしまったんだなと感じました。
現在は悪いながらも数値的には好転しているので少しほっとしています(チャイルドピューA)
3度の食事にも気をつけ、デスクワークの多い日には1時間のウォーキングをしています。

酒が好きなだけではこの病気にはなりません。
みなさんもこの病気に至るまでたくさんの原因があったんだろうと思います
周りに迷惑をかけながらも、我々は日々回復に向けて努力しなければなりません。
日々の生活を大切に、生涯断酒を目標にがんばりましょう。


つづく。








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