SSブログ

妻と断酒会

近々の話ですが、
コロナの煽りを受け5月6日まで大型連休になってしまいました。
ただただ終息を願うばかりです。
みなさん、不要不急の外出は勿論、飲みの自粛の徹底を頑張りましょう。

精神病院に入院してから3年が経過しました。
これまで大きなスリップも無く、順調に断酒を継続しております。
これもひとえに、家族の、特に妻のおかげがあってこそだと思っています。
妻は入院中、毎日のように面会に来てくれました。
入院前から、いろんなところに出向いて、この病気について相談をしに行ってくれました。
書籍やネットでも、調べてくれました。断酒会やAAにも足を運んでくれました。
家中の、酒に関するもの全てを捨ててくれました。家中の酒、料理酒まで捨ててくれました。
現在はいけない状態が続いていますが、毎週2回から3回の例会にも同行してくれます。
妻が居なければ、私の断酒は続いていたかわかりません。
  
私は、例会に妻と一緒の車で出席しています。車の中でいろんなことを喋ります。
生活のこと、子供たちのこと、仕事のこと、病気のこと。
車の中で喋ったことが、例会の発表のネタになったりします。
  
道すがら、「そこのドラッグストアで酒を買ったことがある」とか、
「この道には、酒を売ってる自動販売機が2ヶ所あるんだよ」とか、
「深夜、早朝に、そこのコンビニに酒を買いに来たことある」とか、
悪いことをしていたころの自分の化けの皮が剥がされていきます。
  
例会には家族といっしょに来るのが良いと思います。
酒歴発表の時、喋りたくない話もありますが、全て妻に話されてしまいます。
「おい、そこまで喋らなくても良いじゃないか」ということが、たまにあります。
格好をつけるつもりはありませんが、人には聞かれたくないこともあります。
でも、全てを喋られることによって、真実があからさまになります。
確かに、格好をつけた酒害発表など誰も聞きたくありません。
例会の場だけで秘密は守られるのだから、それでいいじゃないかと思うようにしています。
妻と一緒に例会に出席するようになって、病気になる以前より、
妻との距離が縮まり、関係性も良くなったような気がします。
  
子供たちとの距離も少しずつではありますが縮まっているような気がします。
面倒もろくに見ず、いつも酔っ払っているおとうちゃんしか見せていなかったので、
信頼を回復させるには、かなり時間がかかると思います。
今は、子供たちとのメールやLINE、会話も増えました。
今までしてやれなかったことが、徐々にできるようになってきました。
病気になるまでの私は、家には寄り付かず、子供たちとの接触を避けていました。
子供たちのことは全て妻に任せて逃げていました。
でもこれからは、時間をかけて逃していたものを取り返すべく、
家族に奉仕したいと思っています。
何が出来るかは一言では語れませんが、
ひとつひとつ、酒によって空いた穴をふさいで行こうと思います。

つづく。









にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村


アルコール依存症ランキング


nice!(0)  コメント(0)