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3度目の救急搬送

その夜は雪が降っていて、とても寒い夜でした。
猫の具合が悪く、猫の食は細く体重も激減していました。
もともと体の小さい子ですが、保護してきたときはまるでボロ雑巾のようでした。
小柄で猫エイズのキャリアでもあり、避妊手術もできない猫です。
事務所で、動物病院から指示された通りに猫の点滴をしている最中でした。
私は急にめまいがしてきて、いわゆる立ちくらみみたいなものです。
倒れてはならないと思い椅子に座ったのですが、目の焦点が合わず口からはヨダレが。

それが10分ほど続いて、家族がこれはおかしいと言うことで救急車を呼んでくれました。
それも、私は10年前にくも膜下出血で手術しておりそちらを心配してのことでした。
15分ほどで救急車は到着しストレッチャーに乗せられ救急車の車内へ。
血圧を測ったら100-45でした。
  
そのころにはめまいも治り落ち着いてきたので、
救急隊の人に「ここで帰ってもらうってってことには出来ない?」と言うと
念のためと言うことで救急車に乗せられ、くも膜下出血の手術をした病院へ搬送されました。
病院に向う車内では何度も血圧を計られ、上が60台まで下がってしまいました。
「もしかしてまた手術?」と、頭をよぎりました。

病院に着くと救急処置室へ運ばれ病衣に着替えさせられCT検査。
結果は何も無くそのまま返されました。
体力低下による貧血とそれに伴う血圧低下でした。

別車両で来ていた娘の車で帰宅しました。帰宅したのは夜中の2時でした。
その4時間後の朝6時には当時高校生だった息子の陸上部が駅伝に出場すると言うことで、
数時間前に救急搬送されていた私が、片道1時間の道のりを車で送ってきました。
その間も何の変化も無く帰ってきました。
一緒に行った妻は、助手席で爆睡していました。
いったいあれは何だったのでしょう。
早く体力を戻さねば!
  
その日は日曜日ということも有り朝食後夫婦で昼寝をしました。
なんとも不思議な経験をしました。

その後も何度か立ちくらみのような症状は続きましたが、
慣れと言うのは怖いもので、少し横になって休むと回復するということが分かり、
救急車を呼ぶようなことは有りませんでした。

「まだ肉体労働をには早いな」と思った時期でした。
退院して半年が経過したころでした。

引きこもり、連続飲酒、肝機能の悪化は、ここまで人の身体をダメにするんだなと思いました。

つづく。








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