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キレる妻

先日書いた、奥さんを乳がんで亡くされた職人さんのお宅に線香を上げに行ってきた。
このご時世、家族葬だったので、通夜や葬儀には参列することが出来なかったからだ。
俺は仕事上の関係と消防団の関係で、
妻は子供のお母さん同士の関係で、
遠方に居るので行けなかったが、次女は同級生で幼馴染という関係で、
それぞれ別の立場での弔問だった。

弔問前日、
妻「明日、一緒に行く?」
俺「俺はどっちでもいいけど、他のお母さんとの調整もあるでしょ?」
妻「そうなんだよねぇ」
俺「病気の話も出るだろうから俺は1人で行くよ、他の人には聞かれたくないしね」
(同じ病気なので、その職人さんには俺の肝臓がんの話はしている)
妻「えっ?一緒に行く人には、おとうちゃんの病気の話しちゃってるよ」
俺「えっ?なんで喋っちゃうの? 親族以外には言っていないのに」
妻「だってしょうがないじゃん」
俺「それっておかしいでしょ?」
妻「1人で病気になったと思わないでよネ、あたし鬱になりそう」
俺「???」
 「癌のこと隠して、自分の気持ちを抑えて、平気なフリをしているのって楽じゃないんだよ」
 「他の人より先に死んじゃう人の気持ちも考えてよ!」(怒)
妻「・・・」

確かに妻には心労と迷惑をかけて来た。反省している。
でも、そんなデリケートなことを簡単に口外しなくてもいいでしょ?
そのときの俺は、結構なボリュームでムカついた。

後に冷静になって考えてみた。
もしかして妻は、更年期うつ? 適応障害? 境界性パーソナリティ障害?

「キレる妻が急増!」こんな記事を目にした。
原因として、男女の記憶の仕組みが違う、脳の仕組みが違う
男性は、分析したり、考えてどうにかしたい
妻がわかって欲しいのは、ご自分の情緒であって、
夫がすごく頑張って理解しようとしてるのは、『理由』なり『状況』
そもそも、目指している方向が違う。
脳の構造上
女性の感情記憶に時効はない。
男性の方は“短期記憶”なので、一瞬覚えるけどすぐ忘れる。

対処法は、ケースバイケースで正解は無いらしい。
これからも、妻の顔色をうかがいながらの日々は続く。

弔問の様子は後ほど。


つづく。


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