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お盆は酒盛りだった

今年の盆休みは、仕事が休みでも肝臓に疾患を持っている俺は、うかつに人混みに出られない。
というかそんな勇気が無い。コロナが怖い。
納涼祭も、盆踊りも、寺の施餓鬼会もコロナの影響で中止になった。
遠方に居る子供たちも、職場や大学から「帰省しないように」と止められている。
今年はご先祖様といっしょに、静かな夏休みを自宅で過ごすことにするよ。

飲んでいたころのお盆は、酒無しでは語れなかった。
盆棚の飾りつけをし、お盆様を迎えて親戚と酒盛り。
次の日は盆踊りの準備から始まり盆踊り本番で酒盛り。
途中途中で来客があると酒盛り。
来客の中に子供が居ると、川原BBQで酒盛り。
毎年、お盆は仕事をしているよりも疲れた。
しかし、今年は例年通りとはいかない。少し勝手が違う。

コロナ禍でも以前の俺ならば、
1人でも朝から深夜まで、睡魔に襲われるまで飲み漁っていたことだろう。
飲んでは寝ての繰り返しだったろう。

近年のお盆を振り返ってみると、
3年前は、精神病院に入院中だった。
2年前は、夏休みの改修工事で仕事漬けだった。
1年前は、帰省する子供たちの送迎、末っ子の受験、断酒会の例会回り。
そして今年のお盆は、自発的に不用意な外出を自粛することを決めた。
どっちにしろ、酒とは無縁のお盆を過ごしているので、飲酒欲求など起きない。

最近断酒を決意した人にとっては、自粛ムードの連休は辛いと思う。
肝硬変で抗酒剤を服用できない俺がやってきた飲酒欲求対処法は、
とにかく「ヒマ」を作らないということだ。
酒に気が向かないように努力している。

猫は以前から飼っていたが、その他にメダカも飼い始めた。
畑で野菜の栽培を始めた。
入院時から続いている日記と、30分刻みのスケジュール表も日課になった。
早寝早起きで毎日のルーティーンを構築し、規則正しい生活リズムを心がけている。
末っ子の大学受験も終わり、少し余裕が出てきたので、
今年3月から始めたこのブログも日課の1つとなった。

病気になる前はヒマな時間を恐れるが如く、空いた時間を飲酒で埋めていた。
最近、仕事以外は単調な日々の繰り返しで、たまには発散したいときもある。
でもそれを我慢して、酒の無い日を一生続けるよ。
今まで好き勝手なことを散々やって来たんだ。
それくらいのこと、耐えられるよ。

つづく。





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