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独自の断酒会利用法

おはようございます。
昨日の日曜日は、まるでGWのような車列と高価なチャリンコとトレッキングと山菜ドロボー。
農産物直売所近辺は、駐車場に入れない車で大渋滞。
静かな田舎がお祭りのような賑わいでした。
これじゃあ終息なんて夢のまた夢って感じ・・・

各地で感染者の犯人探しが横行しているようですね。
うちの近くの感染者家族も特定されてしまいました。
職場や学校では距離を置かれ、陰でSNSバッシング、
精神病院から退院した3年前の自分を思い出しました。
あの疎外感は忘れられません。

最近、断酒は勿論のこと、節煙にチャレンジしています。
加熱式タバコ(0ニコチンタール)を併用し、紙巻タバコを3本/日にしています。
行く行くは禁煙できるよう努力します。
入院後大好きになった甘いものも程々節制しています。
健康になることが出来るならば、いろいろと前向きに実行しようと思っています。
  
さて、私はいつも断酒会の例会に原稿を持参し、それを朗読しています。
それは日々感じたことや思いついたものを書きとめ、就業後にPCで文章化しているものです。
出来上がった原稿を読み返し、修正して、完成します。
それを例会さながらに朗読してその時間を計測します。
出席者が多い例会では10分以内、出席者が少ない例会では10分以上でまとめ上げます。
その原稿を例会出発前に再度時間計測しながら朗読してから、例会にのぞんでいます。
私の性格上ムダが嫌いなので、余分なことを喋らないようにそうしています。
利点としては、その原稿を読み返してその時々の心境の変化がわかる。
本当は隠しておきたいほどの堕落した生活を振り返られる。
今後の断酒方法や生活の仕方の参考になる。
何より「一生断酒」の心得を身に染み込ませる。
数多い会員の中にこんなヤツが1人くらい居てもいいじゃないですか?

飲みたくなったときの抑止力として自助グループを利用している人も居ると思いますが、
アルコール依存症に対しての話題の共有は賛成です。でも単なる馴れ合いは嫌いです。
視野が狭いと言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが私のスタンスです。
  
「なんで例会に出席してるの?」「通院と、節制だけでいいんじゃないの?」と聞かれます。
先日も精神病院の医師にも例会出席に行き詰まりを感じていると相談してみました。
出てきた答えは、
「七さんがそう思っているなら例会に出席する回数を減らしてみるのも良いんじゃない」
と言うことでした。

断酒継続をするだけなら自己解決できます。
アルコールは一生飲まないと決めていますし、
肝硬変も日ごろの節制で数値も好転してきています。
例会では皆さんの発言を参考にして、自分も自由に喋って、勉強をさせてもらうのが目的です。
例会では、基本言いぱっぱなし聞きっぱなしが原則です。
人の意見に対してとやかく言うのも嫌いです、自分の意見の押し付けも嫌いです。
この病気の克服の仕方も千差万別です。個人の抱えているもの、その人の家庭環境も様々です。
答えはその人自信が導き出すしかないのです。
そしてその導き方は、人に強要するものでもなければ、されるものでも有りません
もし、酒がやめたくても辞められない人が居るなら試しに自助グループ出席を勧めます。
そしてその人に自由に喋ってもらいそれを聞き、自分の体験談も聞いてもらいたいです。

ほんの少しですが、スッキリしますよ。

コロナが終息するまで自助グループも自粛なので
今は自力で頑張りましょう。

つづく。









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第二の否認

外出自粛の日曜日、酒の誘惑に負けないようにしましょう。
特にコンビニ、ドラッグストアは危険スポットと化します。

精神病院を退院して半年くらい経過したころ、断酒に倦怠期が来ていると感じました。
断酒にと言うよりも、断酒会の例会出席に倦怠期が来ているように感じました。
私の中の優先順位としては、1番目に家庭、2番目に仕事、3番目に通院、
4番目に地元の付き合い(田舎はご近所が怖いんです。)
最後の5番目に断酒会。

飲んでいるときも、1人で隠れて自分の殻に閉じこもるように酒を飲んでいたので、
たいしたエピソードもありませんでした。
直近の話題にしても、次から次へと話題が出てくるものでもありません。
そこに来て週に2~3回の例会出席ではネタが尽きてしまいます。
日々その場その場で思いついたことを書き留めて、例会で発表をしていましたが、
1つ1つの話題が短く、短い話題をつないで発表しているような有様でした。
その時は惰性で出席しているように思えてなりませんでした。
断酒会とは少し距離を置いたほうが良いんじゃないかとさえ思っていました。

そのことを妻に相談してみると「出席することに意味がある」と言われました。
それはどんな意味なのでしょう。その時の私にはその答えが見つかりませんでした。
極論から言って、酒さえ止めることが出来れば、後はどうでもいい
肝硬変との闘いに専念したいと思っていました。

それこそが「第二の否認」でした。
「酒さえ止めることが出来れば、後はどうでもいい」
酒を止めてからのことを一つも考えていませんでした。
後の話に、それは第二の否認と言って、断酒をしている人が1度はぶつかる壁だと知りました。

以前にも書きましたが、私は目標を達成させる為にはかなりストイックになる性格です。
仕事の面でも、ひとつの事を始めると無理をしてでも目標を達成しないと気がすまない性格です。
間に合わないと思ったら体を壊してでも徹夜を続けるような周りが見えなくなる性格です。
妻も以前、「この人だいじょうぶか?」と思うことが多々あったそうです。
私の中では、病気を治すための断酒はスポーツで例えれば個人競技であって、
チームプレイではないと勘違いしていました。
これはまさに、アルコール依存症に陥りやすい危険な性格です。
  
現在の私は、病気と正面から向き合い、冷静な判断ができるようになりつつあります。
酒を止めるだけではなく、今後のことも考える余裕が出てきました。
他人とのつながりを大切に思えるようになってきました。

昔のようにひとりで思い詰め、殻に閉じ籠り、何でも自分ひとりで解決しようとせずに、
周りの人に悩みを打ち明け、相談に乗ってもらい教えを乞うことが出来るよう努力します。

つづく。







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ひとり飲みは苦手

今日は雨の土曜日、家飲み注意報発令中です。
お気を付けください。

酒を飲んでいたころ、それも最後の1年間くらいのことは思い出したくもありません。
今になって思うと、なんて馬鹿なことをしちゃったんだろうと悔やんでも悔やみきれません。
それまでのことを、無かったことにしたいけれど、
逆にそれをステップとしてこれからの人生を歩んで行こうと思っています。

先日、おかしな夢を見ました。
総会が終わって、懇親会にも出席し、帰りの電車を待っている間に、
近くの居酒屋でビールを飲んでいる夢です。
私は以前から、店での一人飲みは得意ではなかったのになぜそんな夢を見たのでしょう?
一人飲みするくらいならば、ペットボトルの焼酎を買って家で晩酌していたのに。
不思議な夢でした。まだ飲酒欲求が残っているのでしょうか?

酒を飲んでいるころから、飲み屋には1人では入ったことがありませんでした。
2人から多くて5人くらいが、人の話も聞けるしベストな人数でした。
1人では喋る相手もいないし、間が持てないので30分とそこには居られないでしょう。
外食も一緒です、1人では店には入りません。
1人で入るくらいなら、コンビニでパンと缶チューハイを買って車の中で食事をしていました。
近くに店が無い時は妻に弁当を作ってもらい、
水筒のお茶と500mlのペットボトルに移し換えた焼酎を割って飲んでいました。

私は、いつも焼酎の4リットルを常備していました。
お歳暮やお中元で貰ったビールも冷蔵庫にストックしておいてそれを飲みました。
日本酒や洋酒はめったに飲みませんでしたが、
ストック切れの時にはそれらにも手を付けていました。
とにかくアルコールと名のつくものなら何でも良かったような気がします。
極端に言うと、家庭より仕事、仕事より酒でした。
仕事中にも朝に昼に薄めの酒、家族サービス中でも昼食時や夕食時にも酒、
仕事中は昼間だから飲酒検問には引っかからないから大丈夫。
家族サービス中は、帰りの運転は妻に任せていたから大丈夫。
とにかく酒が最優先されました。
そして家に帰ってきても、飲んだ後なのに晩酌、眠れなかったら深夜にも飲みました。

以前の私を知っている人は、断酒している私のことをどう見るでしょう?
いつもバカ騒ぎして酔っ払っているところしか見ていなかった人はどう思うでしょう?
「どうせ長続きしないよ」と思っているに違いありません。
でも、肝硬変と言う爆弾を抱えているため、
私の断酒に関る決意は揺らぐことは有りません。
  
ある酒宴でノンアルコールビールとウーロン茶ばかり飲んで、
少し疎外感を感じたのも事実です。
最近は飲み会自体の数が少なく、飲まない人も増えたので、
今後は今よりもっとやりやすくなることでしょう。

みなさん、断酒を続けましょう。  
つづく。









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ノンアルビール

妻には内緒でノンアルコールビールを購入して飲んでみました。
値段も100円ちょっとなので試してみるにはちょうど良いと思いました。
その結果、爽快感は有りましたが、ビールの味を知り尽くしている私にとっては、
とにかく味が美味しくない。アル中の味覚をなめるな!
よくこんなものをビールの替わりにみんな飲んでいるなと感心しました。
これなら0kcalのレモン味の炭酸水を飲んでいたほうが良いという結論に達しました。
ノンアルコールビールは、乾杯のときグラスの中身の色味を、
周りに合わせるだけのものであって、そして注いだフリをさせるだけのものですね。
今後ノンアルコールビールは購入してまで飲まないと心に誓いました。

今は全国コロナ自粛のため飲み会は皆無なので助かります。
欠席できない酒宴には車で行くことにしているので、
アルコール注意報は発令されないのですが
ごくたまに送迎車付きの酒宴が有ります。
それをどう回避すれば良いかその都度悩んでいます。
発病前には、べろべろに酔っ払って周りの人に迷惑をかけた手前
無下にお誘いを断れない自分が居たり、懇親も必要だと思っています。
「病気だから」と欠席してしまうのもどうかと思ってしまいます。
欠席したらしたで、あまり良いことは言われないだろうし、
私のアル中をつまみのひとつにされるのもしゃくにさわります。
もし出席しても酒を飲まない自信はあります。
脂っこいつまみと塩辛いつまみは食べません。
お酒を注ぎに回ると注ぎ返されるので回りません。

入院した理由と入院した病院が病院だけに、まわりの信頼を回復するのにも、
なまはんかな努力では取り返せないと最近つくづく思います。
周りの人は、あいつはアル中になってキ〇ガイ病院に入院して、
「もうだめなんじゃないの?」と思っている人も多いと思います。
近所のおばさんからは、会うたびに、退院してしばらく経つのに
「身体はダイジョブ?無理しないでね」と、いやみに似た挨拶をされます。

私はアルコール依存症の上に肝硬変です。毎日飲食するものも注意しています。
少しでも肝硬変の数値が改善するならば、酒など飲みません。
まったく因果な病気にかかってしまったものです。
それも全部自分のせい、自分が酒に対してだらしなかったから招いた結果です。
気付くのが遅かったと反省しています。
精神的に追い込まれていなければ、酒に対してもっと我慢できていれば、
ほかの事に打ち込めるものを見つけられていたらば、
もっと普通の生活が送れていたのにと思うと、悔いばかりが残ります。
でも今更そんなことを言ってもしょうがない。
私はアルコール依存症と肝硬変にかかってしまったんです。
大事なのはこれからをどう生きていくかです。
私には私なりの生き方がきっとあるはずです。きっと見つかるはずです。
未来を見据えて断酒継続します。

つづく。








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断酒で人体実験

コロナ自粛のために自宅にいる時間が多くなったと思われます。
ヒマな時間は危険です!
みなさん、決して酒に溺れないようにご注意ください。

思い返すと、断酒開始当初はなかなか寝付けなかったです。
以前は毎晩飲んで酔ってイイ感じで眠くなった流れで寝ていたので、
アルコールを睡眠薬代わりに使っていたのかもしれません。
断酒を続けていくうちに「酒を飲みたい!」と突然思うこともありました。
しかしそう思っても、欲が出て来て自分の身体で実験してみたくなりました。
「断酒を続けるとどうなるのか?」と強い興味が沸きました。
更に、「周囲の人の反応は変化したかな?」と確認してみたくなりました。
家族は、酔っ払いが突然に常時シラフになったので、
面倒なことがひとつ減ってスッキリしたと思います。

私の断酒の方法ですが、食事中に飲んでいた酒をコーヒーと炭酸水に置き換え、
肝臓のための制限食に堪えています。
炭酸水では、さぞかし味気なかろうと思っていましたが、問題ありませんでした。
液体だったら何でも良かったのかもしれません。
精神科医が言うには、断酒には「人とあまり会わない生活」を実行すると成功率が高いそうで、
寄合いや忘年会、新年会には出席しないことだと言っていました。
シラフで酔っぱらいの相手をするのもめんどくさいので、かえって好都合です。

断酒を継続し、肝臓の数値も少し良化するとほっとします。
肝硬変のチャイルドピューもAランクになりました。
  
体調面では、制限食のおかげですこぶる良いです。
冷静に考えたら酒のツマミを食べる必要がなくなったので、
その分体調が良くなったのかもしれません。味や匂いにも敏感になったと思います。
節煙した後にもそうなりましたが、それより更にという感じ。
ともあれ酒の飲み過ぎが、味覚や嗅覚にかなり影響していたように思います。
それから、知識としては知っていたものの、驚いたのは「血圧の低下」です。
私は高血圧気味でしたが、断酒したら明らかに血圧が下がり正常範囲になりました。
今は上が105、下が55で安定しています。
「飲酒ってこんなに血圧に影響していたんだな」と自分の体のことながら、
その現象を興味深く見ました。
  
そんな感じで、断酒がもたらす「いいこと」は多々あるように思います。
最近は、自分が別人になったような感じで断酒が続いている気がします。
  
断酒直前には、アルコール依存症について何も知りませんでした。
漠然としたイメージと偏見でアルコール依存症を想像していたくらいで、
アルコール依存症については無知だとわかりました。
せいぜい「酒を飲み過ぎると離脱症状で手が震える」くらいの認識。

ハッキリ言って、アル中の人のことを下民と見下していました。

そこで、ネットや書籍でアルコール依存症について調べてみました。
断酒開始後に時間がたっぷりできたので、すぐにいろいろな事実がわかりました。
このように、私は断酒を始めて良い事ばかりが起きているように感じています
これからも迷惑をかけたすべての人に償いをするべく断酒継続していきます、


つづく。







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入院中にアンケート

精神病院入院中の人の中には、自分はアルコール依存症ではないとか、
退院したらまた酒を飲み始め、節酒と言って飲む量が増える人もいるはずです。
  
私が入院中、座談会の席で皆さんにアンケートをとったことがあります。
自分はアルコール依存症ではないと答えた人が12人中2人居ました。
退院後は酒を止められず節酒するだろうと答えた人が12人中8人居ました。
絶対に断酒すると言ったのは、私を含め内臓に疾患を持つ3人のみという結果でした。
アルコール依存症は死ぬまで治らない病気です。
精神病です。
アル中には断酒しかないと私は考えます。
どうしても酒を止められない人は、どこかの自助グループに参加することをお勧めします。

「あ、俺ってアル中なのかな?」と思い始めたころがありました。
飲んでも酔わなくなり酒の味がしなくなり、体内から酒の抜ける時間が短くなりました。
飲む量が明らかに増えていることには気付いていましたがそれを隠し続けました。
飲む量を減らすのは簡単だと思っていましたが、その後も飲酒量は増え続けました。

精神病院では「アルコール依存症の人は何かと理屈を並べて絶対に酒を飲もうとする」
嘘をつくことに慣れてしまっている。
と学びました。その時の自分がまさにそれで、ちょっと怖くなりました。
病院では断酒が当たり前で、酒量調節とか適量とか思う余地も有りませんでした。
病院では禁酒そして退院後断酒開始。
断酒とは文字通り、「酒」を「絶っている」という状態を示す言葉なので、
不治の病であるアルコール依存症患者は、
本人の生命が続く限り断酒は続くことになります。

かつて私は、飲むアルコール量を毎日正確に計算してみると、
空いたボトルなどの本数から逆算すると、
適量と言われる量の4倍くらい飲んでいました。
しかも毎日。やはり明らかに「飲み過ぎ」です。
ちなみに、アルコール摂取量の基準は「単位」で示されることが多く、
1単位=純アルコール約20gです。
ビール500ml、日本酒180ml、焼酎約110ml、ウイスキー60ml、ワイン180mlくらいが、
それぞれ1単位。飲酒の適量は1~2単位までと言われています。
私は4単位から5単位飲んでいました。
適量と言われる量の4倍くらい飲んでいたわけですから
やはり明らかに「飲み過ぎ」です。しかも毎日です。休肝日など無縁でした。

退院して、断酒できなかったらどうしようと不安に思いつつ始めたわけですが、
不安を抱いていたのは最初の1週間くらいでしょうか。
それは単なる不安として終わり、何事も無かったように断酒が継続していきました。
いや、「何事もなかった」は少しウソです。
1度スリップして缶チューハイを1本飲んでしまったことが有ります。

ゴメンナサイ。。。

つづく。








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入院記念日

4月14日は、3年前に精神病院に入院した日です。
やっと3年経ちました♪

周りからは、キ〇ガイ病院と呼ばれていた病院です。
入院前、連続飲酒と栄養失調でボロボロになっていた私を救ってくれたのがその病院です。
ボロボロになった私を。5ヶ月もかけて退院にまで持って行ってくれたのがその病院です。
保護室から閉鎖病棟、その後に開放病棟と、
普段の生活とはかけ離れた、まるでそこで時間が止まっているような入院生活でした。

心身共に不安定な状態でも、並行して院外での肝硬変の治療も行われました。
心配していた肝硬変も、現在ではチャイルドピューCからAまで回復しました。
3年生存率から言うと、40%から93%まで上がったということです。
入院してから丸3年が経ち、私はその93%の中に入っています。
とても喜ばしいことです。
しかし、10年生存率は25%弱なんですよね・・・
厚生年金の繰上げ受給も思案中です。

家庭も仕事も以前のように普通にやっています。
一度エコー検査で肝細胞がんの疑いがありましたが、何とか今も生き続けています。

人によって見解にばらつきはありますが、
飲酒が毎晩習慣化するだけで、アルコール依存症初期、
離脱症状が出てきてアルコール依存症中期から後期、
連続飲酒でアルコール依存症末期
と言われています。
私が毎晩晩酌をするようになったのは20代後半、
ここで既にアルコール依存症初期に入っていたことに気付きました。
離脱症状がおき始めたのが入院する2年前くらいから。
ここでアルコール依存症中期から後期になっていました。
そして連続飲酒になった入院半年前には末期に入っていたということです。
私の場合、中期から後期のころからアルコール依存症が発症したものとばかり思っていました。
毎晩晩酌をするようになった20代後半にはアルコール依存症だったんですね。
  
そう考えると、毎晩晩酌するくらいでアルコール依存症だと言うならば
どれだけの人がアルコール依存症なんでしょう。
文献によると約百数万人いると書いてありますが、
はたしてどの程度の人のことを言っているのだろうと疑問に感じました。
実際はもっと多くの人がアルコール依存症にかかっているのではないかと思いました。
  
私の住んでいる場所は田舎なので、何かにつけ“酒”を飲む機会が多くあります。
冠婚葬祭、祭り、寄り合い、忘新年会、会議の後も。
人が集まれば“酒”が付いて来る土地柄です。酒の消費量はとても多いと思います。
そうなると私の周りの人の大半がアルコール依存症となります。
断酒会の同支部の中でも、私と同じ地域出身地の方が多数いらっしゃいます。
アル中と気付いて病院や自助グループに繋がりを持てたことは私にとっての収穫です。
気付けずに、気付いたとしてもそれを否認して早死にする人が多数いることも事実です。
恥ずかしくても勇気を出して早く病院、福祉課、自助グループの戸を叩いてください。

手遅れになる前に。

つづく。








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3度目の救急搬送

その夜は雪が降っていて、とても寒い夜でした。
猫の具合が悪く、猫の食は細く体重も激減していました。
もともと体の小さい子ですが、保護してきたときはまるでボロ雑巾のようでした。
小柄で猫エイズのキャリアでもあり、避妊手術もできない猫です。
事務所で、動物病院から指示された通りに猫の点滴をしている最中でした。
私は急にめまいがしてきて、いわゆる立ちくらみみたいなものです。
倒れてはならないと思い椅子に座ったのですが、目の焦点が合わず口からはヨダレが。

それが10分ほど続いて、家族がこれはおかしいと言うことで救急車を呼んでくれました。
それも、私は10年前にくも膜下出血で手術しておりそちらを心配してのことでした。
15分ほどで救急車は到着しストレッチャーに乗せられ救急車の車内へ。
血圧を測ったら100-45でした。
  
そのころにはめまいも治り落ち着いてきたので、
救急隊の人に「ここで帰ってもらうってってことには出来ない?」と言うと
念のためと言うことで救急車に乗せられ、くも膜下出血の手術をした病院へ搬送されました。
病院に向う車内では何度も血圧を計られ、上が60台まで下がってしまいました。
「もしかしてまた手術?」と、頭をよぎりました。

病院に着くと救急処置室へ運ばれ病衣に着替えさせられCT検査。
結果は何も無くそのまま返されました。
体力低下による貧血とそれに伴う血圧低下でした。

別車両で来ていた娘の車で帰宅しました。帰宅したのは夜中の2時でした。
その4時間後の朝6時には当時高校生だった息子の陸上部が駅伝に出場すると言うことで、
数時間前に救急搬送されていた私が、片道1時間の道のりを車で送ってきました。
その間も何の変化も無く帰ってきました。
一緒に行った妻は、助手席で爆睡していました。
いったいあれは何だったのでしょう。
早く体力を戻さねば!
  
その日は日曜日ということも有り朝食後夫婦で昼寝をしました。
なんとも不思議な経験をしました。

その後も何度か立ちくらみのような症状は続きましたが、
慣れと言うのは怖いもので、少し横になって休むと回復するということが分かり、
救急車を呼ぶようなことは有りませんでした。

「まだ肉体労働をには早いな」と思った時期でした。
退院して半年が経過したころでした。

引きこもり、連続飲酒、肝機能の悪化は、ここまで人の身体をダメにするんだなと思いました。

つづく。








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酒にかけた金額

季節が冬から春に変わるころ、
私の家の周りでは、スギ花粉のピークを迎えます。
雨が降った後、晴れて、チョットでも風が吹くと花粉が霧雨のように舞います。
峠は花粉でぼやけて見えます。
現在はヒノキ花粉が桜が散るのと一緒に舞っています。
私の家は四方杉山と桧山に囲まれていて
花粉症の人にとっては、1年のうちで一番来たくない場所だと思います。
今年はコロナ自粛に飽きたアクティブシニアがリュックを背負って押し寄せてきています。

断酒生活にも慣れ、食生活がパターン化していました。それは現在も続いています。
朝食は、味噌の入っていない味噌汁、納豆、もやしのナムル、豆乳、ヨーグルト。
昼食は、野菜中心の妻が作ってくれた弁当。
夕食は、味無し味噌汁ともやし、鳥のささ身か焼き魚
主食の白米は3食とも少量です。
間食はなるべく控え、コーヒーと0kcal炭酸水を飲んでいます。
毎日同じものが続くと、どの店で何曜日に何が安いか?熟知しています。

現在はどこに行ってもお酒が買えますね。
以前は酒屋に行かないと、お酒は買えませんでしたが、
今はどこのコンビニに行っても、どこのドラッグストアに行ってもお酒が買えます。
特にドラッグストアでは、酒の安売り店とほぼ同価格で購入可能です。
私もお酒を飲んでいるときは近くのドラッグストアに買いに行っていました。
私の飲み方と酒につぎ込んだ金額を分析してみると、次のようになります。
私は焼酎オンリーでしたので、4リットルのペットボトルが1週間でなくなり、
2.7リットルの場合には4日でペットボトルが空になりました。
そのほかにも1本85円のチュウハイを買っていたりしました。
そうすると1日につき概算4合程度25%の焼酎を飲んでいたことになります。
連続飲酒だった私は、それをいっぺんに飲むのではなく、
朝に、昼に、晩に、深夜に、少量ずつ飲んでいました。
1回1回の飲酒量はたいしたことは有りませんが、合算すると1日に4合飲む計算になります。
それが毎日続くのですから月に7000円~8000円お酒を飲んでいたことになります。
飲み会に行ったならば1回の酒宴で会費5000円、お酌が付くと8000円~10000円、
それを考えると毎日家で飲んでいたほうが安上がりなので飲み会への足も遠のいていましたし、
景気の悪さから、飲み会の回数自体も減っていました。
それが私のひとり飲みに拍車をかけてしまった要因の1つだと考えます。
朝1杯の焼酎のお湯割り、昼に85円の缶チュウハイ、
夜焼酎2合の晩酌、深夜眠れない時にもう1杯。
休日は1日中焼酎のお湯割りをちびりちびりと飲んでいました。
仕事はなんとかやっていましたが、家のことは一切やらずに妻に任せっきりでした。
たいした食事も取らずに酒ばかり飲んでいました。
その結果、精神病院に入院することになり、
アルコール依存症と肝硬変が発覚しました。
自業自得の極みです。

みなさん、コロナ自粛による家飲みには注意してください。
昼夜逆転が始まったら黄色信号です。


つづく。









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総会、コロナ、家飲み

酒について考えます。
ウーロン茶はウーロン割りを連想させる。
水は水割りを連想させる。
炭酸水はチューハイを連想させる。
ノンアルコールビールはビールを連想させる。
  
断酒中の私には、それらはどれを飲んでも良いし罪悪感は感じない。
酔っ払っただけで肝臓に負担がかかると思うと、アルコールには手が出ない。
私は一生断酒を決めたのです。
ですから飲み会に出席しても酒には手を出さない自信があります。
しかし隅っこでポツンと寂しそうにしているのでは楽しくない。
問題は、酔っ払いの会話にどう付いて行けるかです。
もともと、酔っ払いの輪の中に入って楽しくやっているのが好きだった私には
酒を飲まずに話の輪に入っていくのは未知の世界です。
けど、つまらなくなって酒に手を出すことだけはしません。
断酒をしている今は、酒で酔っ払うのが怖いんです。
昔は、飲み会に行くと、会場に30分前に到着して、
生ビールを練習代わりに開宴前から飲んでいました。
焼酎のボトルを入れるのも、日本酒に切り替えるのも私の役目でした。

4月5月と総会シーズンですね。
断酒中の私には幸いなことに、今年度は新型コロナウィルスの影響で、
総会資料に押印するだけのところが殆どで、総会後の懇親会がありません。
例年ならば、数えてみたら10個以上の総会が有ります。
その中には委任状提出では回避できない総会も存在します。
忘年会と新年会の時期を乗り越えた私にとっては総会が次のハードルでした。
今年度はそれが無いんです。
断酒中のアル中にはラッキーです。財布にも優しいですしね。

昨今のコロナ問題で外出自粛となり、緊急事態宣言が発令されました。
アルコール依存症やアルコールによる内臓疾患がある方に注意してもらいたいのが、
「家飲み」です。
仕事に行けない、遊びに行けない、家に居てもすることが無い。
そうなると飲酒のプロたちは、家飲みの習慣がついてしまいます。
昼夜逆転、連続飲酒が始まってしまう危険性は大です。
最初のうちは自重していても、正常では無くなった脳みそは酒を欲して来ます。
そして私のように、深いところに落ちて行ってしまいます。
「底つき」を経験すると、這い上がって来るのに大変な労力を必要とします。
みなさんは、私のようにならないようにくれぐれも注意してください。

ホントに辛いですよ。

つづく。







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