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断酒会忘年会不参加

先週の日曜日、妻は断酒会の忘年会に出席した。
妻「おとーちゃんも行く?」
俺「行かない、雑談とビンゴだけでしょ?」
俺「行事消化なんだから、役員さんが行けばいいんだよ」
妻「プイッ!」

妻は断酒会家族会の役員さんである。
数年前、妻が役員を引き受けるとき、
「出役回数が増えるよ」、
「後任を見つけてから受けないと辞められないよ」と言ったが、
役職経験の少ない妻は、俺の話に聞く耳を持たなかった。
俺は若い時に簡単に役職を受け、何度もその苦労しているので、
簡単に役を引き受けることは無い。
しかし妻は、酒害者本人の俺よりも断酒会活動に熱心だ。
というか、なぜか断酒会が大好きだ。
彼女の断酒会に対する行動力には頭が下がる。

その忘年会も、同窓会 or 敬老会状態なのが現状である。
参加者のほとんどが大ベテランさんの面々で、最近の例会では見たことが無い人も多い。
忘年会上では、その中を役付きの若い衆が忙しく走り回っている。
俺も入会したての2年間は参加していたが、
「もう義理は果たした」と、それ以降の参加は無い。

例会の場で悩みや体験談を話し、自分以外の出席者の話を聞くことや、
セミナーや講演会に出向き勉強をするのは回復に向けて意味があることだと思うが、
忘年会や新年会、その他各種の年間行事は、単なる親睦と安否確認に過ぎない。

「例会に行っていれば飲酒欲求も抑えられる」とか、
「例会が開かれている19~21時は飲みたくなる時間帯だから出席する」とか、
他の人の発言を聞いて、「みんなも頑張っているんだ」と勇気づけられる。
発言をすることで、過去の自分を悔い改めることが出来る。
そういう人こそ例会に参加すべきであり、
そんな人たちの集まる例会場は出席者も多く、比較的に年齢層も低い。
一方、単に例会出席が習慣化し、病気とは関係ない話が多い例会場は、
出席者も少ないし、年齢層の高いベテランさんが多い。

アルコール依存症者数は減らないのに、自助グループの会員数は減少の一途だ。
「若者の酒離れ」も進んでいるが、それだけが問題ではない。
「断酒に卒業無し」というが、断酒会には卒業があっても良いと思う。
若しくは会を年齢別にしても良いのではないか?
現にネット上では、年齢の近い人同士がアルコール依存症について深く語り合っている。

断酒会自体、会員の約3分の2が60歳以上である。
古き良き慣習は一度リセットして、
本来果たすべき「自助と共助」を追求していくべきだと思う。

つづく。


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