SSブログ

新年から断酒

日曜日、全国高校駅伝をライブ映像で見た。
午前中が女子、午後が男子だった。
自分の県の代表校ももちろん応援していたが、
女子で優勝した長野東がゴールテープを切った時、「よしっ!」と叫んでしまった。
その高校は、公立高校で、外国人選手がいない、県外選手がいないチームだ。
駅伝は高校にも大学にも言えるのだが、
出身校を見ると全国から集まっている精鋭のチームばかりで、これって同窓会?と思ってしまう。
それに加えてギアが1段違うんじゃないかと思えるほどの走りの外国人選手を揃えても、
この地元の生徒だけの県立高校には勝てなかった。
他のスポーツを見ていても、どうしても公立高校を応援してしまう。


以前なら、正月直前には酒の量販店に、
年始用のチョットお高めの酒類の買出しに行ったものだ。
普段なら高くて手を出しづらい吟醸酒や外国産のバーボンやワインなど。

正月とお屠蘇(とそ)
正月と御神酒(おみき)
正月と鏡開き

日本酒は正月と関わりの深い存在であった。
新年には、神様を迎えて悪魔を払って新年を祝うために日本酒がお供えされ、日本酒が飲まれていた。
今でも新年には日本酒が飲まれており、初詣で御神酒(おみき)として日本酒をいただくこともある。

そんな古くからの風習を何の疑いもなく続けて来ていたが、
俺がアルコール依存症と診断されてからの我が家の正月には、酒が無い。
最初の年こそ、不思議な感じで手持無沙汰になっていたが、
現在はそれが当たり前となっている。
妻も、「酒の支度が無いと楽ね」とか、「テーブルの上がスッキリして良いね」とか言っている。
まあ、近年は正月の来客に対して、酒をふるまわなくなってきているが、
朝から食卓に徳利とお猪口が無いことに寂しさを覚えていた。

「新年から酒をやめよう」と、大みそかまで浴びるほどの向きでいる人も多いだろう。
しかし、その目標を成し遂げることが出来た人はほとんどいないのが現実だ。
「明日からダイエット」と同じ理論だ(笑)
古くから酒文化のある風習を目の前にして、飲まずに我慢できるはずがないのである。

「正月から断酒!」と言っている人は、家にある酒類を全部捨てて今から準備してください。
決して備蓄酒の買出しなど行かないように。

つづく。


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ
にほんブログ村



アルコール依存症ランキング













nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康