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精神科病院で虐待

日本海側の暴風雪が続いている。
昨夜、息子が言うに、
「新潟に来て、今回が一番ヤバいかも?」と。
みなさんお気を付けください。


精神科病院で虐待行為の映像が放映された。
俺が入院していた精神病院にはそんなことは無かったが、
数々の病院でそんな暴力行為が頻繁に行われていると聞く。
コロナで陽性者が犯人扱いされていたころには、
患者が便器1つのタコ部屋に押し込まれ、監禁されたケースもあるのだとか。

これは、我が国の精神病院の在り方から元を正さねばならない。
ここからは過去のブログを引用する。
精神病院大国と呼ばれる日本、世界の病床のおよそ2割が我が国に集中している。
国連やWHOなどからは「深刻な人権侵害」と勧告を受けてきたにもかかわらず、
人生の大半を病院で過ごした人、入院治療の必要がなかった人が多く居る。

高度成長期、国は精神障害者の隔離収容政策を進めていた。
かつての日本では、精神障害者によって年1,000億円の生産を阻害されている、
精神障害者を「危険な存在」と見なす社会の風潮を作りあげた。
世間には、精神障害者に対する根強い差別偏見がある。
俺が入院していた病院も、近所からは「キチガイ病院」と呼ばれていた。

欧米諸国では人権尊重の観点から入院治療から在宅の地域医療へと切り替わってきたが、
日本では資金面での優遇措置が取られ、精神科病床数が大幅に増加した。

精神病院が「収容所」として利用される原因は、
医師や看護師数の基準を緩和、患者一人にかける手間を減らし、
病床数を増やすほど精神科病院が儲かるといったシステムと、
患者の家族が退院を容易に拒めることにある。
精神病院は、「もうかる商売」と化していったのだ。

入院治療がすでに必要ない状態なのに、
帰る所がないといった理由で長期入院を強いられている状態を「社会的入院」と言う。
長期入院者のなかには、「社会的入院」の人が相当多いと言われており、
そのために日本の精神科の平均在院日数は諸外国に比べて突出して長くなっている。

生活保護費のほぼ半分を占めている医療扶助、医療扶助は入院が多い。
その中でも精神科の入院が多い、しかも長期入院が多い。
どうして生活保護では精神障害による入院が多いのか?
入院がとても長い傾向にある精神科では、
入院患者だけが保護を受ける「世帯分離」がたいてい行われる。
その人は、家族から「厄介者」として見放される。
精神科特有の入院制度である「医療保護入院」
本人が入院に同意しない場合に、家族など1人の同意に加え、
同じく1人の精神保健指定医の診断があれば、強制入院させられる。
そんなケースを何度も見た。
そしてこれからそれを試みようとしている人も知っている。


つづく。


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