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専門医の診断が必要

アルコール依存症豆知識 ↓

アルコール依存症とは、
長期間にわたってアルコールを大量に摂取し続けることによって、
アルコールを摂取しないといられなくなる状態に陥る病気である。

病院に行かずに、「オレはアルコール依存症だ」という人が居るが、
医療機関で、医師よりアルコール依存症と診断されなければ、
それは単に、アルコールに依存している人、もしくは吞兵衛である。

アルコール依存症の診断には、専門医による診断が必要である。
WHO(世界保健機関)では、次のような診断基準を定めている。
過去1年間に次の項目中、3項目以上に当てはまる場合にアルコール依存症と診断される。

・お酒を飲めない状況でも強い飲酒欲求を感じたことがある。
・自分の意思に反して、お酒を飲み始め、予定より長い時間飲み続けたことがある。
・お酒の飲む量を減らしたり、やめたりするとき、手が震える、汗をかく、眠れない、
 不安になるなどの症状がでたことがある。
・飲酒を続けることで、お酒に強くなった、あるいは、高揚感を得るのに必要なお酒の量が増えた。
・飲酒のために仕事、付き合い、趣味、スポーツなどの大切なことをあきらめたり、
 大幅に減らしたりした。
・お酒の飲みすぎによる身体や心の病気がありながら、
 それがお酒の飲みすぎのせいだと知りながら、それでもお酒を飲み続けた。
・アルコール依存症は、日頃の飲酒量や飲酒にまつわる行動など、

さまざまな要因を総合的に判断したうえで診断が下される。
一般的な病気のように、血液検査や画像検査など客観的な情報から診断が下されるわけではないため、
受診には普段の状況をよく知る家族などの協力が不可欠だ。
また、アルコール依存症は大量のアルコール摂取による肝臓や脳への障害、
栄養失調などさまざまなトラブルを抱えやすい。
必要に応じて肝臓の機能をチェックするための血液検査、
脳の状態を調べるCTやMRIなどの画像検査が行われることもある。
恐怖心やプライドが邪魔をするだろうが、
不安に思ったら勇気を出して精神病院の専門科に行ってみることをお勧めする。

アルコール依存症は精神・行動障害のひとつとされ、
WHO(世界保健機関)により診断基準が定められている。
なお、アメリカ精神医学会により、
「アルコール依存症」から「アルコール使用障害」と病名の改訂が行われた。

飲酒の欲求を抑えることが困難な強迫的飲酒欲求
飲酒量や飲酒行動をコントロールできないコントロール障害
飲酒量を減らす、または断酒によりイライラや発汗・震え・幻覚などの症状が現れる離脱症状
アルコールに対し耐性がつき、酔うことができず飲酒の量が増える耐性
飲酒以外の興味が失われ、アルコールのみに依存する飲酒中心の生活
飲酒により肝機能障害や、うつ症状などを生じても断酒ができない
上記の診断基準が定められていたが、
2022年より「コントロール障害」「飲酒中心の生活」「生理学的特性(離脱症状・耐性)」のうち、
2つが当てはまればアルコール使用障害と診断されるようになった。


つづく。


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