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アル中とGW

2回目の緊急事態宣言下のGWを迎えた。

GWに旅行に「行きたい」と考えている人は
例年の半分以下にとどまる見通しだそうだ。
場所も新型コロナを意識して域内志向が高まる。
その理由としては、感染予防や経済的な理由のほか、
周囲の目が来なる、旅先で歓迎の意が感じられないなど。

去年のように日本国民全体が、「コロナ撲滅のために我慢する」と言うのではなく、
今年は「旅に出ても楽しめない」と、諦めにも似た雰囲気も見受けられる。
変異株感染者も急増している昨今、
勇者以外は今年のGWも巣篭もり確定だろう。

これをアルコール関連の問題に当てはめてみたらどうなるだろう?
感染拡大に伴う外出自粛などの影響で、巣篭もり。
ドラッグストアやスーパーで酒を箱買いし、
昼夜問わずヒマな時間を恐れるが如く酒をあおる。
最悪は、俺たちみたく酒の沼にハマっていく。
一方、アルコール依存を抱える人の症状も悪化しやすい。
「感染が怖くて通院できないから飲んでしまった」
「自助グループに行けないから飲んでしまった」
などの言い訳にも似た理由もあるが、
自分をコントロールできないアルコール依存症初期段階の人などは、
「やることが見つからないのでスリップしてしまった」
「不安に押しつぶされそうになり再飲酒してしまった」
などの、精神的な理由から酒に逃げ場を求めてしまうケースも少なくない。
【ストレス】の4文字で片づけてしまうのは簡単だが、
当事者にとっては、気が狂うほどの【自分との闘い】なのである。
本人の性格や病気の重症度によっても対処法は異なると思うが、
とにかく「酒のことを考える時間を作らない」のが大切だと思う。

俺も断酒を始めて4年しか経っていない断酒ビギナーだが、
酒のことを考えそうになると、脳内で自分にノルマを課し、
その目標達成のために力を注いだ。
例えば、多大なる迷惑をかけてきた家族に対し、
家事や育児の分担率を上げてもらい、「家族の役に立つ」ことや、
人知れず汗をかいたり、動植物の世話をしたり、
これが毎日のルーティーンとなると、
空いた時間に余計なことを考えなくて済むようになる。

アルコール依存症になる人は、キッチリした生真面目な人が多い。
すべきことと時間に追われているくらいのほうが、
ストレスではなくノンストレスなのかもしれない。

つづく。


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